愛はあるか?

去年の5月に会社の引っ越しがあった。
新しい事務所は、高台というか山の上にあるので、昼飯を食べるには、50メートル下の町まで下りなければならず、下りたとしても美味しい店が少ない。

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前の事務所の周りには、美味しい食堂や店が沢山あり、外に昼飯を食べに行くのが毎日の楽しみだった。
写真は、よく行った蕎麦屋さんと和食屋さんで食べたある日の昼飯。
この店以外でも、寿司屋、串揚げ屋、定食屋、洋食屋、中華料理屋、お好み焼き屋、昔ながらのナポリタンを食べさせてくれる喫茶店など、「今日は何を食べようかなあ」っと悩む毎日だった。
最近は、もっぱら冷凍パスタや冷凍うどん等を事務所の冷蔵庫にストックし、それをチンして食べている。

元気がでない…。

食事はただ空腹を満たすだけのものではない。
愛がない食べ物は人を元気にしないんだなぁ…と、最近つくづく思う。

考えてみると、愛のない食べ物は多い。
ファミレスやチェーンの居酒屋、カップラーメンなどがその最たるもので、食べ終わっても満足感ゼロ。

ところが、同じカップラーメンでも日清のカップヌードルやサッポロ一番には愛を感じる。
はてさて、この違いはどうしてだろう?
もし子供の頃から愛のない物ばかりを食べていたら、人間性が(悪い方に)変わるんじゃないかとさえ思う。

保土ケ谷と天王町の間にあった蕎麦屋「二五八屋」が閉店してから、確か2年近くなる。
いつも笑顔で迎えてくれた店のおばあちゃんが作る「玉子とじそば」は二度と食べられない。

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