折り紙カヤック -ORU KAYAK-


雰囲気のいい穏やかな湖や川をいく白いカヤック。
デッキがバックルで留っていることから、フォールディングカヤックであることはわかる。
どこのメーカーのものだろう?

カヤックの全体像が見えた。
あれ〜なんだか変な形をしている…。


これはアメリカ カリフォルニアにある「ORU KAYAK」というメーカーのフォールディングカヤック。
オフィシャルな紹介ビデオはこちら。


面白い事を考える人がいるもんだ。
彼らのWebサイトの中の説明にはこう書いてある。

Origami was created by Buddhist Monks in Japan 1500 years ago. ---中略--- Oru is the Japanese word meaning ‘to fold,’ and we’re as inspired by traditional arts as we are by new technologies.
折り紙は、1500年前に日本で仏教の僧侶によって生み出され、"ORU" は「折り畳むこと」を意味する日本語です。


デザイナー兼創設者のAnton Willisは、建築家でカヤックが趣味。
Ardy Sobhaniは、アートデザイナーで歴代BMWの中でもグッドデザインだと思う古い「BMW 2002」を今でも乗っている。
Roberto Gutierrezは、サーフカヤッカーにしてカヤック販売とガイドのプロ。
そんな3人が集まって、創ったのが「ORU KAYAK」。

これって、波を被っても大丈夫なの?…と思う人がいるかもしれないけど、他の紹介ビデオを観ると、スプレースカートを着ければロールもできるし、サーフでも壊れないくらい丈夫でビックリ。


[スペック]
長さ 3.7メートル
幅  63センチ
重さ 12キロ
可搬重量 136キロ

フェザークラフトのカレントより少し短く少し重いだけで、他のスペックはほぼ同じかな。


日本が起源の折り紙を日本人ではなくアメリカ人が応用して、こういう製品を作り出してしまうのが面白い。
頭の柔らかさと遊び心で生み出された折り紙カヤック「ORU KAYAK」は、$1,195(日本円で約12万円)。
誰か買ってみる?
ORU KAYAK