やっぱり中木は遠かった 〜松崎から千貫門〜

今年のゴールデンウィークは、長い人で12連休らしい。
仕事の都合で月末月初に休みが取れない私のゴールデンウィークは、5月2日〜6日の5日間。
月末に死にものぐるいで働けば、5月1日から休める可能性も30%くらいある。

伊豆キャンプツーリングの計画をいつものメンバーに打診したところ、ワンチャンとハマちゃんの2名が参加決定。
ワンチャンは腰痛リハビリ中なので、車で行ける事が条件らしい。
ハマちゃんは奥様との交渉を成立させて参加が決定ということで、我が家と同じような境遇で安心する。

松崎(撮影:ワンチャン)


5月2日、出艇地は西伊豆の松崎。
私は横浜でワンチャン車にピックアップしてもらい楽して現地に到着。
その1時間後、前日仕事でトラブルったハマちゃんも電車とバスを乗り継ぎ無事到着。
11時過ぎに3艇のカヤックが浜に並んだ。

そして、またしても荷物がリアデッキにはみ出している私。
ふむ…真剣に荷物の軽量化と縮小化を考える必要がある。

松崎

穏やかな海上に滑り出し、恒例のGW伊豆キャンプツーリングがスタート。
今回は、中木辺りの浜で野営し、翌日は下田近くまで漕ぎ抜ける予定。
初日の距離は23キロ強…ちょっと遠いけど、陽も長いのでなんとかなる?

松崎萩谷崎

まだ30分も漕いでいないのに、時間的にもお腹的にも昼飯の時間。
萩谷崎の浜で腹ごしらえすることにした。

上陸後まもなく、NCKのツアーの人達も来浜。
ガイドの一人は、なんと三浦をホームにするカヤッカーyoneさんだった。
いつも勉強になるyoneさんのブログはこちら。
シーカヤックに乗って、、

雲見 烏帽子山

ベタ凪ぎの烏帽子山脇を通過し…

雲見 千貫門

千貫門の下をくぐって…

雲見 波勝崎 海金剛波勝崎

魅惑の波勝エリアに到着。

岩礁の釣り人に挨拶すると、向いにある山の上の方を指差し何か言っている。
「あそこに人がいるよ〜」
へ?
真上の山を見ても何も見えない。
「頂上のちょっと下〜、女性が降りるところ〜」
あらためてよ〜く見ると、垂直の壁に二人の人間がへばりついていた。
後から調べてみたら「波勝崎海金剛スーパーレイン」というロッククライミングで有名な所だった。

3年前に来た時は駆け足で通過してしまったので、じっくりとその雰囲気を味わう。
その時のツーリングの様子はこんな感じ。
大人の休日はワイルドにいく 2日目〜奥石廊から雲見〜

P5020036.jpg波勝崎も〜〜最高!
このエリアはカヤッカーの為のテーマパークの様な場所で、見所満載。
もちろん天気のいい日は最高だけど、たぶん曇りや雨の日でも、別の魅力で楽しませてくれそうな気がする。

波勝崎波勝崎洞窟好きなのに洞窟が怖いワンチャンが、珍しく自分から洞窟に突入…と思ったら入口辺りで躊躇している。
どれどれと後からついて行くと、ちゃんと出口があった。

波勝崎森と岩肌と海の色のコントラストを楽しみながら、少し風が抜けている野猿公園の脇をすり抜けると、波勝崎の向こう側が見えた。
けっこうな風が吹いているらしく、海面の様子からは「こっちに来ると危ないよん」という言葉が伝わってくる。
波勝崎から二十六夜山の麓にある谷川浜までは、岸から1.5キロの沖合を直線距離で約5キロ。
遮る山も無くまともに東風が抜けるので、この風では厳しい。

とりあえずしっかり確かめてみようと、ハマちゃんと私で岬の突端に近づいてみると…迷うまでも無く、これではムッリ〜。
撤退!
さて…先に進めないとなると、今夜のネグラはどこ?
この場所から一番近くでキャンプできそうなのは…思いつくのは、千貫門近くの浜しかない。

波勝崎洞窟をくぐりながら…

雲見マッタリとした海を漕ぎ戻り…

雲見 千貫門律儀に本日2度目の千貫門をくぐり抜け…

雲見 千貫門千貫門脇のゴロタに上陸した。

雲見 千貫門雲見 千貫門景勝地でテントを張るのは気が引けるけど、ゴメンナサイ!
でも、流木が山ほどあって素直に嬉しい。

19時近くになって、やっと暗くなってきた。
焚火を起こし、各々が持ち込んだ食料を肴に美味しいお酒を飲む。
私のいい加減なメニューとは違い、いつもしっかり考えたメニューで食事を作るハマちゃんは、なんと我々に鴨肉を振る舞ってくれた。
こちらからのお返しは、キャベツの塩昆布和えや焚火に突っ込んで焼いたタマネギなどで申し訳ない!

さて、明日はどこまで行けるのだろうか?
今日の予定23キロに対して、この場所は出艇地からたったの6キロ。
やっぱり中木は遠かった。

(2日目につづく)

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