真夏の三崎遊び 南三浦2日目〜諸磯から菊名海岸〜
8月16日 朝5:00。
この時間、予定では "爽やかに浮かんで" いなければならかったのに…、すでに出遅れている。
大型テント組みはタープの下に盛大な宴の残骸を残したまま寝静まっている。
離れの若者グループは、徹夜で話しをしていたようだ。
「ほんとフナムシやだ!サメの方がまだいいよ」
「オマエはサメの恐ろしさを知らない」
などと話しながら、若者達は朝飯を食べている私の横を灯台に向かって歩いていった。
予定より1時間遅れで出艇する頃には、すでに暑い。
満潮なので、入り江の雰囲気が違って見える。
すでに刺すように暑い日差しを避けるため、日影を探して三崎では堤防ぎりぎりを漕いで行く。
ちなみに、ここまで潮位が高いと堤防の下には入れない。
城ケ島南岸に入ると、陽は柔らかな雲の中に入り暑さが和らいだ。
当然ながら、この時間は観光客もいないし観光船も動いていないので、景勝地「城ケ島」の海を独占できる。
宮川湾には入らず、沖出ししながらまっすぐ横瀬島に向かい、上陸した。
潮位が高すぎて、砂浜が猫の額ほどしかない。
昨日立っていたテントは無くなり、島にはいつもの静けさが戻っていた。
20分ほどのんびりして出発。
雨崎から菊名の間は、またもや思うように進まないカヤックに手こずってしまった。
金田湾での北上はどうも好きになれない。
三浦の夏ももうすぐおしまい。
本当にいい季節は夏休みが終わってからなのに、2週間後には、海岸で遊ぶ人達もいなくなるだろう。
そして、居場所が無くなっていたカヤッカー達が戻ってくる。