アフターパドル 〜南伊豆〜

入間での撤収が終わっても、気持ちが揺れていた。
時刻は15時半。
さて、これからどうするか…
まっすぐ帰宅だと自宅までの移動時間は4時間なので、休憩しながら帰ると着くのは20時。家に帰っても美味しいものは無いけどお金はかからない。
それとも、これから下田の宿を取り、温泉でさっぱりした後、行きつけの居酒屋で美味い肴で一杯やり、日曜日の11時までに帰るか…。のんびり&旨しだけどお金はかかる。
前回伊豆に来た時は、この状況で「まっすぐ帰宅」を選択したので、今回は後者にしてみることにした。
オジサン達の休日 南伊豆2日目〜富戸の浜から子浦〜

まずは、行きつけの店がやっていない事には始まらない。
女将さんに電話してみると、今日はやっているとの事。
後は旅館の部屋が空いていればOK。電話してみる。
「今日は泊まれますかぁ?」
「あら、今日は団体さんの予約が入っているので一杯なのよぉ」
「あ〜そうなんですねぇ(ガッカリ感を出す)」
「小さい部屋でもいい?」
「あっぜんぜんいいですよ!(喜んだ感を出す)」
「じゃあ悪いけどそれだったら大丈夫。」
よし!これで今日の夜は完璧!

P3050126.jpg下田に向かう途中、日野のT字路の前にある菜の花畑に人が集まっていた。
これだけの広さで咲いている菜の花は初めて見た。
でも…

IMG_6470.jpg僕はどっちかって言うと入間から二條のT字路の間の里山で咲いている菜の花の方が好きかな。


宿に到着。
「今日もよろしくお願いしま〜す。団体さんなんて珍しいですね。」
「普通は受けないんだけど、知合いの頼みだったので仕方なかったのよ〜。」
「団体さんは何時頃到着しますか?」
「いま菜の花畑にいるって連絡があったから17時くらいかな。」
「じゃあ、その前にお風呂入っちゃった方がいいですね。」

IMG_6473.jpg熱〜い温泉でさっぱりした後、いつものように港の船を見ながら缶ビールを飲もうと思ったけど、陽が陰ってしまい寒い。
おとなしく宿の部屋に戻って飲むことにした。

IMG_6476.jpg居酒屋には開店時間と同時に入店し、いつもの “自分の席” に座った。
誰もいない。
問屋さんの対応をしながら15分ほど留守番すると、女将さんがやって来た。
「お酒からいく?」
「はい〜」
「封が開いてないやつも飲んでいいからね。」
「はい〜」

それから数時間、思い描いた通りの一人打上を堪能して、暖かい布団の敷かれている部屋に戻った。

IMG_6480.jpg翌日は、ナビで選択した無料ルートをA3で飛ばし、無事娘に車を返却。
いいキャンプツーリングそして、いいアフターパドルでした。