三崎ビール物語 〜逗子から三崎海外〜

美味いビールを飲む…
これは私の人生の目標でありテーマである。
会社の帰りに立ち飲みでも寄る?確かにそれも美味い。
しかしっ史上最強に美味いのは、自然の中で体を動かし、ひとっ風呂浴びた後のビールだ!!
それをやりに行くことにした。

逗子海岸いつも通り4時台に起床、のんびり支度をしてから1キロ離れた駅までカートを転がした。
逗子海岸に着くと、すでに日差しが容赦なく照りつけ暑い。すぐさまGiパンツの膝下を切り離した。
夏への準備が進む海の家は、三日後の完成に向け追い込み真っ最中で、資材を積み込んだトラックやワンボックスがひっきりなしにやって来る。

葉山灯台日焼け止めを塗って出発。
今日は、いつものように三崎の海外(かいと)まで行きカヤックを撤収、1キロ離れた三崎港の近くにある “1軒目” まで移動。そこに荷物を置かせてもらって、1キロ歩いて銭湯でひとっ風呂。そこからまた1キロ歩いて “1軒目” に戻り、郵便局の赤い車を待ちながら史上最強に美味いビールをやる。その後は “2軒目” に移動し、焼き鳥で一杯。またまた “1軒目” に戻って〆のパスタをワインで流し込み、あとはダラダラ飲んで帰る…という完璧な作戦である。
逗子海岸から美味いビールまで23キロ。全く苦にならない。

長者ヶ崎そこそこのウネリが入っているので、少し岸から離れた場所を漕いで行く。
ヨットにボート、SUPにアウトリガーカヌー、フィッシングカヤック、シーカヤック、水上バイクなど沢山の人達が海上で遊んでいる。
三浦は本当にマリンスポーツのメッカなんだなぁと思う。
先週は、三浦西海岸でも赤潮が出ている所があった。
カメラの設定を間違えたまま撮影していたので色がおかしいけど、実際の海の色もこんな感じ。
キラキラして綺麗な海が広がっている。

小田和湾小田和湾釣りをしているカヤックやボートの人達に話しかけながら進んで行く。
釣れていない人ばかりだったけど皆楽しそうだ。
小田和湾で海底が見えたのは初めてかもしれない。

荒崎荒崎はウネリで入れず。
でも、たとえウネリが無かったとしても、この立ち並ぶテントの様子を見たら上陸しなかっただろう。

先週と同じように上陸できそうな海岸を探しながら行くものの、先週以上のウネリでどこも上陸できない。
佃荒崎はNG、長浜は面倒だから行かないけど荒崎以上に沢山のテントと人でウジャウジャなのでPASS。黒崎の鼻の近くではカヤックが一艇上陸していたけどNG。

ホモビー三戸浜まで来てしまったので、昼飯はホモビーで決まり。
カップル(♂)は二組。ロマンチックな雰囲気を邪魔する勇気はないので誰もいない浜に上陸するが、この浜には日陰がない。
しっかり日焼け止めを塗り直してから昼飯にする。
メニューはオニギリとキンキンに冷えた金麦、そして食後のコーヒー。ちなみに金麦は “美味いビール” にはカウントしない。

海外海外に到着。
すぐに2本目の金麦で一息つく。

IMG_7814.jpg郵便局に集荷の申し込みをした後、すぐ近くにあった釣り船屋さんの日陰をお借りしてカヤックを撤収。
後は1キロの道を頑張ってカヤックを運ぶだけだ。

IMG_7816.jpg計画通り、三崎にある唯一の銭湯「クアーズMISAKI」で超サッパリした後、待ちに待った“美味いビール”にありつくことができた。
あまりの美味さに写真を撮り忘れるくらい最高である!!
2軒目の店では焼き鳥を瓶ビールで流し込む。冷奴にソースをかけてしまうくらい美味い。
そして〆の絶品アラビアータ。ここでやっと冷静さを取り戻し写真を撮ってみた。
美味いビールを求める旅は、楽しい時間を手に入れる旅でもある。

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