沖縄の海 〜仲泊から恩納〜

相変わらず風の強い日が続いている。
この風は自分が帰る日まで吹き続く。
天気は快晴。
会社のスタッフからは “せっかくだから天気のいい日に休んで遊んだらどうですか?” と言われている。
そこで少しだけ風の弱そうな木曜日に思い切って休みをもらうことにした。
カヤックは金曜日の夜に発送するので、潮抜きもしてスッキリ送り出すことができる。

IMG_8303.jpg今日はバスで移動。仲泊からカヤックを出し、行けるところまで行く。
朝起きてから風の確認をすると、9時頃までは10〜13メートルの風なので、のんびり出発することにした。
しっかりと朝食をとり、コンビニで昼飯を仕入れて那覇バスターミナルまでカートを転がす。

バスの中では、100均で売ってるベルクロテープで座席とパックカートを固定し、不意の急ブレーキでもカヤックが転がらないようにしている。

仲泊 恩納村仲泊のバス停から海までは100メートル。
10時になっても10メートルを超える風が吹いている。
木陰でカヤックを組み立てた。

仲泊 恩納村ここから東へ向かうルートは、リゾートホテルが集中していてる。
万座を抜けるにはリーフを超えなければならないけど、そこまでは穏やかなイノーの中を進むことができる。
ただし、南西の風が強いので多少カヤックのコントロールが必要かもしれない。

ホテルモントレ沖縄スパ&リゾートホテルモントレ沖縄スパ&リゾート辺り。

シェラトン沖縄サンマリーナリゾート今年の7月から名前の変わったシェラトン沖縄サンマリーナリゾート(旧サンマリーナホテル)辺り。

リザンシーパークホテル谷茶ベイリザンシーパークホテル谷茶ベイ辺り。

リザンシーパークホテル谷茶ベイ数え切れないくらいのトビウオがカヤックの前を飛んでいる。
リザンシーパークホテル谷茶ベイを過ぎると、正面からシーカヤックツアーの2艇がやってくるのが見えた。
向かい風の中をガイドさんがお客さんのシットオンタンデム艇をロープで繋ぎ、引っ張っている。
手を振って挨拶すると、お客さんは手を振り返してくれたが、ガイドさんはパドルから手を離したくないのか、ちょこんと頭を下げた。
大変そうだ。

その先に、上陸適地があったので昼飯休憩をする事にした。

恩納村恩納村上の写真にはカヤックが小さく写っている。
日陰に座り、オニギリの包みを開けた時にクライアントから電話が入り、今日が平日だってことを思い出した。

こんな天国の様な浜にもゴミがある。
流れ着いたものもあるけど、この浜に遊びに来た連中が捨てていった缶やペットボトルもたくさんあった。
見捨てておけないので、持っていた袋に入るだけのゴミを拾ってカヤックに積み込んだ。
平気でゴミを捨てる人の気持ちが理解できない。

恩納村少し風が落ちた。
ウネリの中で朽ちた海藻の葉が帯の様に連なっていてる。

恩納村南恩納の浅瀬までやってくると海の色が一変し、ヤウ島の前ではスーパークリアな海が目の前に広がった。
沖縄の海を埋め立てるということは、こういう海を無くしてしまうってことだ。
絶対にダメでしょ!?

恩納村何も言うことはありません。

P7140035.jpg万座毛に抜けるリーフの場所まで来た。
超えられそうな気もするけど、今日はここまで。

恩納村気持ちのいい日陰のあるギシフ島に上陸し、海の中を覗いてみることにした。

恩納村恩納村恩納村海中に顔をつけた途端、目の前をサヨリの群れが通過中。
こればっかりはカヤックの上からだとわからない。
パドリング中に着ていたキャプリーン1のまま泳いでも、海水温はとても暖かくて快適。しばらくの間プカプカと浮きながら出張最後の海を楽しんだ。

オンザビーチ 恩納村以前この近くに住んでいた友人に連絡して、バス停の場所を確認した。
恩納中学校の少し先のオンザビーチの前に上陸して撤収。
ありがたいことに、58号線の向かいにはおばあのやっている商店があり、超冷え冷えのオリオンを手に入れることができた。

バス停の脇の日陰で待っていると、今日もダイビングに行っていた友達夫婦の軽自動車が目の前に止まった。
彼らの車は機材でいっぱいなので、カヤックのバッグを乗せるスペースはない。
ちょうど遅れていたバスも来たので、挨拶もそこそこに別れた。
この場所、この時間で会えるなんて正にピンポイントのタイミング。
普段はなかなか会うことができないけど、今回の滞在中は2泊お世話になり4回も会えた。

明日はもう1日だけ仕事をして、土曜日の朝一で横浜に帰る。
台風直後の沖縄ということで、カヤックは無理かもしれないと思っていたのに今回は嬉しい誤算だった。
沖縄の海は優しい。
ありがとう。

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