あたりまえの政治を市民の手で 〜0414国会前大行動〜

4月14日、貴重な土曜日だけど、国会議事堂前で行われた安倍政権に対する抗議行動に参加してきた。
国会議事堂前に行くのは、3月13日に続き今年2回目、約1ヶ月ぶりになる。
民主主義を守る戦い 〜首相官邸前デモ〜

この日の行動は、日本全国20数カ所で同時に行われる大規模なもので、国民の怒りを示す重要な機会。
どんなに天気が良く海況が素晴らしかろうが参加するつもりだった。
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

地下鉄で国会議事堂前駅に向かっていると、これまでのデモの時と様子が違う。
デモ参加者は普通の人が多いので、電車に乗っていたり同じ駅で降りたとしても、その人がデモに参加するかどうかはわからない。
しかし、この日は電車の中でもプラカードを持っている人を目にしたし、駅のトイレに行列ができてたので、これはすごい事になりそうだな…という雰囲気があった。
こんな雰囲気は、2015年9月の安保法制の時以来だと思う。
狂った選択 〜安全保障関連法 可決〜

国会議事堂に向かって歩き始めると、反対側に日の丸を持った人達が沢山いる。
安倍政権を支持する人達は、日の丸や旭日旗を持っているのですぐにわかる。
この中には、盲目的に安倍晋三を支持する洗脳された人もいるかもしれないが、この "右翼もどき" の人達は日本を守る、強い日本を作ると言いながら、日本のことなどこれっぽっちも考えていない安倍晋三や私利私欲だけで群がっている政治家を祭り上げている。
本物の右翼であれば、こんな政権の本質は見抜けると思うのだが、"本物の右翼" はいないのだろうか?

国会議事堂前に近づくと、共産党の志位さんがマイクで話し始めた。
「安倍首相が "ない" と言うものは大体あるんですよ、この国は。」
全くその通りだと思った。

IMG_4819.jpg国会議事堂前は身動きが取れないほど多くの人で埋め尽くされていた。
この日は、沢山の人が集まるという事がわかっていながら(わかっているから)、警察は国会議事堂前の道路を車両通行止めにせず、集会参加者の為に道路を解放しないばかりか道路の横断も認めていない。
解放してしまうと、1960年に安倍晋三の祖父である岸首相が新安保条約を強行採決した時と同じような光景になってしまうからだ。
その当時の写真

少し桜田門方向に歩き、全体の様子を見る。
多くの人が歩道に押しやられているこの状況は、怒り自体も押さえ込まれているように感じて、あまり気分のいいものではない。
15時半ころ、国会前の交差点辺りで動きがあり何やら警官の動きが慌ただしくなった。
そうこうするうちに、目の前にあったバリケードが倒れ始めた。
すぐ横のバリケードが決壊し、人々が路上に入り始めたようだ。

IMG_4830.jpg私もバリケードを超えた。
多くの人が歓声をあげながら、国会議事堂に向かって進んで行く様子は感動した。

IMG_4833.jpgそして数分後、国会議事堂前は推定3万人の人で埋め尽くされた。
ここにいる人達は、昨年の7月に安倍晋三から「こんな人たち」とバカにされた我々であり、日本を心配する普通の人々の姿だ。

私達が望むのは「あたりまえの政治」である。
根っからの嘘つきでなんの能力もない安倍晋三に首相をやらせておいたら、間違いなく日本は沈没してしまうし、自浄作用のない自民党には期待できない。
一日も早く市民の手に「あたりまえの政治」を取り戻さなければならない。