丹沢トレーニング 〜表尾根から塔ノ岳〜

今年の山歩きもそろそろ最終回。
表尾根から塔ノ岳に登頂し大倉尾根を下る「丹沢トレーニング」の計画を10月末に発表したところ様々な意見が飛び交った。
「ヤビツ峠で検索したら怖〜い写真を見てしまった。マジ怖い!!」
「鎖場で渋滞したくないから平日に行って、帰りに厚木でシロコロ食べましょう。」
「平日はバスの始発が遅いのでタクシーしかないかも…」
「三ノ塔の先から政次郎尾根を下ると大倉尾根まで行けます。」
「それじゃトレーニングにならない。」
「私はトレーニングって感じじゃなくて、無理なく観光かな(^^;」

その後、11月の第2週は雨の日が続いた。
11月10日土曜日、明日はいい天気になりそうだったので、あらためて全員に連絡する。
「明日天気いいですねぇ、休日だけど寒くなる前に行きます?」
「明日は静岡に桜エビを買いに行く予定なんですぅ。」
結局11月11日は一人海でトレーニングをした。
チャコとミーコとピーナッツ 〜逗子から大磯〜

天気との兼ね合いもあり、なかなか平日に行くことができない。
そして12月最初の週末、どうも日曜日の天気が完璧に良さそうなので、再度山岳会に参加を募ってみた。
「明日はいい天気みたいなので山歩きに行きたいな…と思っております。」
「明日は植木の剪定と草むしりなので出かけられません。」
「本日忘年会なので行けません。」
例によって参加希望は女子1号の1名のみとなってしまった。
家の用事や体調の問題で参加できない女子2号はいいとして、せっかく天気良さそうな休日にいつでもできる用事を入れるという思考回路がわからない。
困ったものである。

PC020002.jpgヤビツ峠〜表尾根〜塔ノ岳〜大倉ルートは時間がかかるうえ、この時期は日も短いので、よっぽどの健脚でもない限り、できるだけ早い時間にヤビツ峠をスタートしなければならない。
秦野駅には始発バスの30分前に到着した。
それでも既に30人くらい並んでいる。
パンパンに膨らんでいる私のデイパックに比べ、女子1号の日帰り用ザックはぺったんこである。

バスは始発の15分前に臨時便が出ることになった。
ありがたい。
終点のヤビツ峠で下車後、車道を20分くらい歩きトイレのある曲がり角から林道を少し行くと塔ノ岳への登山口がある。
私がこのルートを歩くのは40年ぶりくらいなので、どんな登山道だったのか全く覚えていない。
ちなみに、その時は丹沢山の小屋で2泊し、蛭ヶ岳を抜けて山梨側まで縦走した。

IMG_7800.jpg標高760メートルのヤビツ峠から登り始めて1205メートルの三ノ塔に到着。
完璧な快晴予報に反して、天気は完璧な曇りである。

PC020012.jpg下の方に鳥尾山(からすおやま)の山荘が見える。
せっかく登って来たのに一旦下る。

PC020008.jpgPC020013.jpg少しだけ快適な尾根を歩いてから一気に下る。

PC020016.jpgPC020018.jpg多少のアップダウンはあるものの快適な尾根道が続く。
山が深い。
この山々が紅葉で色づいた "晴れている日" に来てみたい。

PC020022.jpgPC020024.jpg話に聞いていた鎖場は、高度感がないので慎重にいけば大丈夫。
40年前にも通っているはずだけど、全く覚えていない。

PC020026.jpg塔ノ岳までもう少しというところでポツポツと雨が降りはじめ気温も下がってきた。
なんと!! ぺったんこザックの女子1号は、レインウェアを持ってきていなかった。

IMG_7803.jpgガスで見晴らしゼロの塔ノ岳に到着。
鎖場での渋滞がなかったので、休みながら登ってきて登山口から3時間半だった。

山頂では沢山の人が昼飯を食べていたが、風が抜けているのでめちゃくちゃ寒い。
なるべく風の少ない場所を探し、ありったけのウェアを着たら落ち着いた。
しかし、到着ビールを飲んでも寒すぎて感動がない。
残念ながら私が持ってきたのはコンビニのオニギリ弁当。こんな日は暖かいラーメンを持ってくるべきだった。
さっさと食べてから抹茶ラテで温まる。

IMG_7808.jpgPC020032.jpg下山は大倉尾根(バカ尾根)。
途中で紅葉のご褒美もあったけど、久しぶりに膝が痛んで大変だった。
塔ノ岳まではトレッキングポールを使わなかったので、それがいけなかったのかもしれない。
ガラスの膝は完治していなかった。

大倉バス停には15時40分に着き、タイミングよくやって来たバスに乗車できた。
結局、行きも帰りも座ることができてラッキー。
そして、打ち上げは電車の中で調べた海老名のホルモン焼き屋さん。
トレーニング後の焼肉&ホッピーは美味い!!