新事務所開設 〜三戸浜から諸磯〜

2月18日 月曜日…何度カレンダーを眺めてみても、2月18日は間違いなく月曜日である。

P2180003.jpg三戸浜からカヤックを出した。
今日三戸浜からカヤックを出したのは私以外にも二人いるので、三浦半島全体ではたぶん何十人といるはずである。
曜日は関係ない…という事がわかって安心した。
というか、私より少し早く生まれた同級生の中には、すでに会社を引退し悠々自適な引退生活を送っている奴もいるし、還暦で会社を辞めてから全く仕事をしていない奴もいる。
ちなみに、私は来月が誕生日で「特別支給の老齢年金」を受け取れる年齢になる。
私は、いつの間にか「老齢」と呼ばれる年齢になっていた!!
平日に遊んでいても、後ろめたい事など何もないのである!!

ところが、私の様に責任感のある人間というのは、その辺りの割り切りが上手くできないもので、カヤックの中にはテーブルとイスとパソコンが積んである。
今日は諸磯辺りまでカヤックで移動し、外で仕事をする。
ようするに、新設された諸磯事務所に出勤するようなものなのである。

P2180006.jpg海水の透明度は絶好調。
このまま諸磯に直行するのは勿体無いので、岸沿いに進むことにした。
パンケーキロックの辺りの海水は、飲んでしまいたいくらい超クリアである。

P2180015.jpg海底がずっと見えるくらい水が綺麗なので、海面の光の反射も不思議な感じがする。

P2180017.jpg人っ子一人いない荒井浜にも寄ってみた。
ここ最近、廃線を見ていたせいか、この角度から見る朽ち果てた桟橋も廃線のように見える。

IMG_8602.jpgIMG_8604.jpg諸磯に上陸して、早速事務所を開設。
穏やかに打ちよせる波の音がBGMだし、コーヒーやラテも飲み放題だし、お菓子もある。
非常に快適な職場の出来上がりである。
それにしても、磯場には沢山の釣り人がいる。
年配の人だけでなく若い人も少なくないので、釣り人達だけ見れば、「日本人は遊ばないし、遊びが下手」などという定説は全く当てはまらない。

「いいねぇ〜、一人?」
「一人ですよ〜(^^」
「(小指を立てて)これは?」
「いません〜」
「寂しいねぇ」
「気楽なもんです(^^」

「カヤックで来たんですか?」
「はい、仕事ですけど」
「仕事?」
「はい、どこでもできる仕事なんで(^^」

平日の会話は、休日とちょっと違う気がする。

P2180024.jpg今日は、先週ディーラーに出していた車の車検が終わる日。
残念ながら長居できないので、快適職場を早々に引き払って帰宅の途に就く。
潮位が上がって、ますます透明度の上がった帰り道である。

P2180029.jpg出勤時にも沢山のプラゴミを拾ったけど、帰りも綺麗な海に沢山のゴミが浮いていた。
海洋プラスチック問題は本当に深刻。
WWFのWEBページから抜粋する。
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世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン。
そこへ少なくとも年間800万トン(重さにして、ジャンボジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定されています。

魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳動物、ウミガメを含む少なくとも約700種もの生物が傷つけられたり死んだりしています。
このうち実に92%がプラスチックの影響、例えば漁網などに絡まったり、ポリ袋を餌と間違えて摂取することによるものです。
プラスチックごみの摂取率は、ウミガメで52%、海鳥の90%と推定されています。
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海洋プラスチック問題について

この大問題に対して日本政府はG7サミットで「海洋プラスチック憲章」への署名を拒んだ。
マイクロプラスチック汚染と循環経済への大潮流
少なくてもこの問題を誠実に受け止め、やれるところから対策を講じるのが地球市民としての役目だと思う。
日本政府の対応はクソである。