やっぱり…な結末 -OAKLEY STRAIGHT JACKET-

1年前の4月、失くしてしまったオークリーの代わりにセールで販売されていた聞いたことのないメーカーのフレームで度付きサングラスを作った。
"すぐに飽きそうで怖い" と言っていた通り、数回使っただけで、全く愛着がわかない事に気が付いた。
7年目の妥協

「愛着」というのは難しい。決して「愛着=高価なもの」というわけじゃない。
説明するのは難しいが、生き物ではない品物に愛着を持てるかどうかは、その品物と自分の間に何らかの交流があるかどうか…の様な気がする。

映画「パーソナル・ショッパー」では、クリステン・スチュワートが演ずる主人公のモウリーンは、雇い主に変わって服やアクセサリーを買い付ける仕事をしている。
もちろん、商品を選ぶ時は雇い主をイメージして選ぶ必要がある。
しかし、モウリーンが服やアクセサリーを選ぶ時、目にとまったアクセサリーを手で握りしめたり、服の感触を確かめながら選んでいるシーンがとっても印象的だ。
最初はスピリチュアルな能力のあるモウリーンだからその様な行動をしているのかな?っと思ったんだけど、それは意味のある行動に思えてきた。
言葉も話さず、動くことのできない "物" ではあるけど、それを使う(身に着ける)自分との間には、何らかの交流があり、まるで自分の一部の様に感じられる物がある。
愛着がわく…というのは、そのような商品なんじゃないだろうか。

妥協して物を買う理由は、主に "気に入ったんだけど、高すぎて買えない。" という金銭的な話。
もちろん180万円の時計を気に入っちゃったんだけど、高すぎて買えない…な〜んていう話は違う次元の話しなので置いておき、考えやすいのは今回の私の失敗みたいな例である。
多少考えていた予算とは違っても、「私を買って」と訴えかけてくる品物を選んだ方がいい!!

IMG_0213.jpg…と、前置きが長くなってしまったけど、今日、金明堂で2週間前に注文した度付きレンズの入ったサングラスを受け取った。
今度のモデルは「オークリー ストレートジャケット -OAKLEY STRAIGHT JACKET-」で、主にアウトドアで使う。
腰が曲がって海や山にいけなくなるまで使い続けたい。