レザーの誘惑 -MEINDL VAKUUM GTX-

外遊びができない日が続くと、例によって七つ道具の話題が多くなってしまう。
4年ほど前、ヤフオクに出品されていたライケル製の「マムート MT Crest GTX」を手に入れた。
Made by Raichle

マムート MT Crest GTXこれはレザーと樹脂のハイブリッドな登山靴で、ナイロン製の靴にはない雰囲気がとっても気に入っていた。
使う度に行うメンテナンスに多少時間は取られるけど、履くたびに愛着が湧く靴だった。
"いた。"とか "だった。" と書いたのには理由があり、先日山から帰ってメンテしていると、踵のレザーと樹脂の繋ぎ目部分が裂けているのを見つけた。

マムート MT Crest GTXアロンアルファでくっつけてはみたものの、他の場所も裂けてしまう可能性大なので、ちょっと山で履くにはリスクがある。
まぁ4年近く活躍してくれたので、この靴は近場のハイキングや雨の日のブーツ代わりに使うことにし、山歩き用の登山靴は新調することにした。
レザー製の登山靴は履き心地もよく、見た目の雰囲気も好きなので、次期登山靴は迷う事なくオールレザー製がターゲット。

ところが、いくつかの店を回り探してはみたものの、クラッシックなスタイルのレザー製登山靴はあまり種類が無い。
LOWAタホープロやAKUはしっくりこず、日本人の足型に特化したというシリオは全く自分の足に合わなかった。
そして3軒目の店で出会ったのがマインドルの3シーズン登山靴「MEINDL VAKUUM GTX」。

IMG_0118.jpgマインドルって名前は全く知らなかったけど、試しに履いてみたらシックリ。
踵の感触がスカルパなどのイタリア製の靴とは違うので、ショップの人に確認してみたら、ドイツ製の靴は大雑把に言うと「U字型」でイタリア製は「V字型」らしい。
それよりも見た目が気に入った。
これがお見合いなら一発で「よろしくお願いします!!」である。
しばしの間履きっぱなしでショップの人と話を続けた後、めでたく購入。
主人のいないうちに自宅に持ち帰り、さっそくネットでマインドル社の事を調べてみた。
マインドル社で知った靴職人の世界(外部サイト)
なんか、職人さんの工房って感じで、カナダのフェザークラフト社みたい。気に入った。

マインドル MEINDL VAKUUM GTX▲(購入時の状態)
▼(初期メンテ後)

マインドル MEINDL VAKUUM GTXマインドル MEINDL VAKUUM GTX

まだ主人が目覚めていない早朝、自室の扉を閉めて初期メンテを実施。
こんな感じの色合いになった。
腰が曲がって山にいけなくなるまで使い続けたい。