風・波・太陽そして打ち上げ 〜三戸浜から三浦海岸〜
2月9日 火曜日、東の空がオレンジ色に染まった三浦海岸駅で6:52の下り電車を待っている。
ホームには誰もいない。
車は駅の裏にある駐車場に停めてあるので、今日は三戸浜からワンウェイでここまで戻ってくる予定。
朝見た風予報、波予報はどちらも "穏やか" だった。
半島の西側では9時くらいまで北風が残っているらしいが、ここからではわからない。
白くなった富士山がくっきり見える三戸浜だけど、通学する子供達以外には誰もいない。
マナーの悪い偽キャンパーや、偽釣り人が後を絶たず、今年から駐車場や堤防が閉鎖されている。
⇨三浦半島出艇場所問題
最近、ついにエンジン付きのボートを買った(!!)キッカーから聞いた話では、三戸浜でキャンプしていた "カヤッカー"が、神社の木を焚き火で燃やしていたらしい。
昔、沖縄では無人島でキャンプしていたフォールディングカヤッカーが火事を起こした事があり、その後その島を含むエリア全域でキャンプが禁止されてしまった。
カヤッカーは誰もが自然を大切にし、シーマンシップやマナーのある人達だと思っていたけど、どうやらそうでもないらしい。
そのような人は、カヤックをやっていてもカヤッカーではなく、ただの "迷惑な人" である。
三戸浜〜三浦海岸は、昨年の7月にもやっている。
⇨思い出したワンウェイ
このルートは三浦半島をカヤックで行くルートの中ではベストだと思う。
ただし、ヨットハーバーや漁港があったり、浅瀬の岩礁帯が続く場所があったり、城ヶ島のブーマーポイントがあったり、剣崎のバシャバシャポイントがあったりするので、初めてこのルートを行く場合は、海況がいい日を選び、これでもかってくらい注意が必要である。
今日は、風予報、波予報はどちらも "穏やか" だったはずなのに、どちらも悪い方に転んでいる。
城ケ島の南側に回り込むと、穏やかな海になった。ブーマーは無い。
行動食を摂っていると、プラスチックの袋が波にもまれながら近くを流れていった。
見失わないようにしながら、袋の後を追いかけ回収。
安房埼(あわさき)を超えると、7〜9メートルの北東風が吹き抜けていた。
ショートフィンガーの手袋しかしていないので、手が少しだけ冷たい。
時々海に手を入れて温める。
食事の場所で決めていた毘沙門の浜に到着。
太陽の陽射しを浴びた白い海岸が眩しい。
草地にブランケットを敷いて、赤飯オニギリとカップラーメンで昼飯にする。
ポカポカなのでノンアルコールビールが美味い。
久しぶりに "進まない" 金田湾を横切って、三浦海岸に上陸。
一日中デッキに波を被りながらのツーリングになってしまったけど、やっぱりカヤックは楽しい。
火曜日なので、海で遊んでいるのはオヤジだけ。
駐車場の一角を借りて撤収。
ガラガラとはいえ、お金を払わなくて申し訳ない!!…と思いながらいつも使わせてもらっている。
駅前の駐車場までトラベルスタイルバッグを転がしていくが、やっぱり重い!!
バタフライカヤックスのカートを使えば、もっと軽く運べるんだろうか?
今日は迷わず事務所に向かった。
シャワーを浴び、バスで空いてる店に向かったものの定休日でもないのに何故か休み。
別の店に行っても休み…。
"なんちゃって緊急事態宣言" のおかげで、私のささやかな楽しみが奪われている。
知らない店に入るのも怖いので、このまま帰ることにした。
でも…やっぱりこのまま帰ってしまったら、せっかく事務所へ車を置いてきた事が無駄になる。
地元駅の近くにあるトンカツ屋さんに入店。
ここは一人飲みには適当なメニューが無いので、豚バラ肉かつ定食と瓶ビールで打ち上げ。
超絶に美味し!!
遊んだ後の打ち上げは必須である。