2021年モータースポーツシーズン開幕

3月26日 金曜日。
2021年のF1が開幕するこの日に、今年のモータースポーツの見所や予想を書いてみたいと思う。
これも毎年書いていることだけど、興味のあるカテゴリーやドライバーの事を書いているだけなので、非常に偏っている事を最初にお断りしておきます。
ここ数年の書き出しは、最も興味のあるカテゴリーであるインディカーだった。
しかし!なんと!今年はF1から。

tsunoda1-2021.jpg今年のF1は見どころ盛りだくさん。
その筆頭は、7年ぶりの日本人ドライバー角田裕毅の参戦。
アルファタウリがダニール・クビアトを放出し、2020年のF2でランキング3位になった20才の角田と契約した。
アルファタウリのエンジンがホンダだから?と勘ぐる人がいるかもしれないけど、角田は間違いなくF1を駆るに相応しいドライバーだと思う。
昨年のF2はダイジェストでしか見ていないけど、その戦いぶりはとても20才のドライバーとは思えないほど冷静で、かつ競り負けしない。
この「競り負けしない」というのは、長年日本人ドライバーに欠けていた要素で、1987年以降フル参戦した日本人ドライバーで初めて競り負けしなかったドライバーは小林可夢偉である。
ちなみに、1970年代に行われた日本GPにスポット参戦した長谷見選手と星野選手は、もちろん競り負けしないドライバー。

tsunoda2-2021.jpgIMG_5657.jpg3月12日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間のプレシーズンテストが行われた。
テストでは、だいたい最終日の午後に予選シミュレーションが行われる。
そして、そのタイムアタックで角田はマックス・フェルスタッペンと最速タイムの応酬をやり、最終的に0.093秒差の2番手タイムを叩き出した。
テストはチーム毎にプログラムが違うので、一概にタイムだけを比較する事には意味がないけど、他のチームそしてドライバー連中に「角田は只者じゃない」感を与えるいいパフォーマンスだったと思う。
角田のチームメイトは、昨年のイタリアGPでF1初優勝したピエール・ガスリー。
このガスリーと角田のチーム内争いは、今年の見どころの一つだろう。

vettel-2021.jpg角田以外の注目ドライバーは、チーム放出から一転トップチームのレッドブルから参戦するセルジオ・ペレス、アストン・マーティン(旧レーシング・ポイント)に加入したセバスチャン・ベッテル、3年ぶりにF1に復帰するフェルナンド・アロンソ、マクラーレンに加入したダニエル・リカルド。ちなみにペレスは今が一番乗れている。
チーム内対決では、レッドブルのフェルスタッペンとペレス、フェラーリのルクレールとサインツ。

rookie-2021.jpg今年のルーキは3人。
いずれも昨年F2を走ったドライバーで、左からハースに加入したニキータ・マゼピン、角田、ガスリーを挟んでハースのミック・シューマッハ。
ハースのマシンは、今年も戦闘力が無さそうなので、最も活躍するルーキーは角田で決定。
それにしても、オレンジを使ったヘルメットが多いのはなぜ?

f1-2021.jpgそれ以外でもF1は見どころ盛りだくさん。
今年は世界的なコロナ禍の影響で、マシンレギュレーションの大きな改定が先延ばしされ、昨年のマシンをダウンフォースを削る2021年規定に合わせたマシンで戦うことになる。
その為、上位チームと下位チームの差が縮まり、ここ数年続いたメルセデスの独走は難しいような気がする。
昨年のポルトガルGPの予選では、トップのルイス・ハミルトンと最後尾のニコラス・ラティフィでは、タイム差が約2秒あったが、今年の予選は全車(除くハース)が1.5秒以内に入るかもしれない。
そうなると、Q1から気が抜けない。

IMG_5691.jpgここまで話題が豊富だと、久しぶりにライブで観戦したくなる。
日本ではDAZNやフジテレビNEXTでライブ中継を観ることができるけど、私が観たいのはF1公式ライブ配信の「F1 TV PRO」。
しかし「F1 TV PRO」は日本では観ることができない。
でもどうしても観たい!!…という欲求には勝てず、とある方法で視聴できるようにした。
これは余談だけど、今年の2月にF1公式WEBサイト「https://www.formula1.com/」を観ていたら、角田選手のドライバープロフィールに違う日本人ドライバーの写真が使われているのを発見。
すぐに「間違えてまっせ」と教えてあげて、2〜3日後に無事写真が差し替えられた。

(あとがき:2021-3-28)
普段、21時までには布団に入る習慣があるので、F1のライブを見るのは大変。
FP3の前に1時間、予選の前に2時間仮眠をしながら深夜の予選を観た。
角田は13番手でQ3に進めなかったが、これは決勝に向けた戦略とみた。
なぜならメルセデスとレッドブルそしてガスリー!!を除くチームがQ2をソフトタイヤでアタックする中、角田はミディアムタイヤしか使わなかった。
欲を言えば11位だと最高だったかもしれないけど、サヒールは抜けるコース。
Q2でソフトタイヤを使わなかった角田は、決勝でソフトタイヤを使うことができ、かつ角田のマシンはソフトタイヤとのマッチングが最高。
ロングランのペースがいい角田は決勝で6位以内でフィニッシュできるかもしれない。
こちらのページがタイヤ規定をわかりやすく説明してくれているので参考にどうぞ。
2021年 F1の『タイヤ』に関するルール(外部サイト)。

(あとがき:2021-3-29)
再び3時間の仮眠を取って7年ぶり(?)にF1の決勝レースを観た。
角田は大健闘の9位。
かつてのチャンピオンドライバーをオーバーテイクする時はワクワクしたし、対オコンとストロールでは「F1 TV PRO」のカメラを角田のオンボードに切り替えて、角田目線でバトルを楽しめた。
しかし、素人考えだけど、なぜハード→ハード→ソフトというタイヤ選択にしなかったんだろう?takuma-2021.jpg次はインディカー。
今年も佐藤琢磨は「Rahal Letterman Lanigan Racing」から参戦する。
昨年のランキングは7位だったけど、なんと「Indianapolis 500」では2回目の優勝!!
インディ500だけで言えば、ここ最近の結果は、1位、リタイヤ、3位、1位で完全に戦い方を掴んでいる。
ひょっとしたら、今年のインディ500もやってくれるかもしれない。
今年のニューカマーで注目されているのは、F1のハースを解雇されデイル・コイン・レーシングから参戦するロマン・グロージャン。
この危ないドライバーにはオーバルを走ってもらいたくない。

sakaguchi-2021.jpg次は日本のスーパーフォーミュラ。
コロナの影響で、海外から参戦するドライバーはタチアナ・カルデロンだけになってしまったけど、今年も激戦になる事は間違いない。
一般的な注目株は大湯都史樹だろうけど、個人的に注目し応援しているのは、すっかり大人になった阪口晴南と笹原右京、そして関口雄飛。

最後に小林可夢偉がインディカーに参戦か…という報道があった。
その信憑性はわからないけど、インディカーで走る小林可夢偉にはめちゃくちゃ興味がある。
参戦してくれないかなぁ。