IS-AMU Log.

8月13日、久しぶりにgusuto de piro事務局よりメールが届いた。

ー・ー・ー・ー
今年は、物語の中で
少し旅をしてもらえるように
作品を選びました。

少しでも、
皆様に日常を忘れ、
ほっとした時間を過ごして
いただけるよう、
感染予防対策も万全を期して
準備をいたします。

松浦このみ

「風をあつめて第十八章
〜朗読とピアノで綴る物語」
2021年10月16日(土)
14:00と18:00開演
ー・ー・ー・ー

10月16日(土)は、外遊びにいい気候かもしれないけど、思いきって予約した。
朗読の松浦このみさん、ピアノの西村由紀江さんのコラボレーション「風をあつめて」を聴きに行くのは、十数年ぶりになる。
場所は、東京の代々木上原。
東京に出るのは今年2回目(!!)なので、知り合いがやっている浜田山のバーにも寄ってみたい。

例によってakippaで浜田山の駐車場を予約し、少し早めに家を出た。
地下を走る首都高でスマホのナビがフリーズしミスコースをしたり、akippa駐車場の場所がわからずキョロキョロ探したりで、早めに家を出たことが功を奏した。

代々木上原は初見参。
まずは腹ごしらえを…と思って蕎麦屋に行くと…休み。
すでに蕎麦気分になっているので、駅前をくるっと歩いてみると「蕎麦あります」の張り紙を見つけた。
ところが外観はどう見てもレストランのように見える。
入り口から中を覗き声をかけてみた。
「蕎麦があるんですか？」
「はい、ありますよ〜」

半信半疑でカウンターに座ると、目の前の光景はこんな感じ。
とても蕎麦が出てくるとは思えない。
ひょっとして蕎麦カクテル？
「今日のお勧めはもずくのそばね。」
「あっじゃあそれください。冷たいそばで。」

キョロキョロしていると、目の前におぼんが置かれた。
とりあえず食べられる蕎麦が出てくるっぽい。
「岩のりのそばもあるけど…」
「あっじゃあ、そっちに変更します。冷たいそばで。」

出てきた。
店の中で打ってる手打ちのそば。
ちなみに、この店はフランス料理の店らしい。

「風をあつめて」は良かった。
ただ、裸足にスニーカー、Tシャツ、ぼたぼたのズボン…そんな服装の人達が最前列に座り、私の右隣に座った方は、終始鼻をすすっていて、朗読の最中にも咳をしていた。
風邪気味なら来てほしくなかったし、まして最前列には座ってほしくなかった。
私は、途中から右耳を塞ぎ左耳だけで聴いていた。
小さなホールで行われる公演は、来場者も含めて、その場の雰囲気を作るものだと思う。
松浦さんの朗読と西村さんのピアノは、物語の場面が映像になって浮かんでくる感じで、とても素敵だっただけに、そんな来場者の佇まいや態度が残念だった。

ちなみに、昨年の公演の様子はこんな感じ。
⇨風をあつめて 第17章（外部サイト）

公演が終わった後は、電車で浜田山に戻り、知り合いのバーに顔を出した。
コロナでの時短要請や、酒の提供禁止では、19時にオープンし22時過ぎにお客さんが入ってくるバーは営業ができない。
今後営業が再開できてもお客さんが戻って来るかはわからない。
もし赤字になるようなら、店を閉めて田舎に帰るらしい。

私は車なので、もらったのはジンジャエール。
飲めないバーには長居できないので、元気そうな顔を見ただけで早々に退散した。