クリスマスとガザ

24日の朝、「冷蔵庫にメロンと生ハムがあるよ」とカミさんに言われた。
メロンと生ハム?…珍しいなぁと思った。
そして、近所の店へ昼飯を食べに行く途中で気がついた。
「あ〜今日はクリスマスなのか…」

街中では、電球で飾った家が増え、店の中にはツリーが飾られ、マーケットではクリスマスセットの惣菜が並んでいるのは知っていた。
昨日からは、SNSにも "メリークリスマス" という文字が溢れている。
昔と違い、自分的には、クリスマスだからといってワクワクする感じはなく、プレゼントの交換もしなければ、外へ食事に行くこともない。
輪をかけて、今年はガザで怯えている子供達の事が頭に浮かび、テレビで浮かれているアナウンサーやタレントの映像が流れる度に、複雑な感情が湧いてしまう。

世界中の人がガザの平和を願っているにも関わらず、一部の大人たちの事情で、関係のない市民や子どもたちが家を壊され、砲撃と飢餓に怯えていても、世界は救うことができない。
⇨2023.12.23 国連安保理がガザ支援決議 妥協の採択、実効性薄く(外部サイト)

ガザへの攻撃が国際法違反かどうか聞かれた岸田首相は、明言を避けた。
ロシアのウクライナ侵攻に対して非難したにも関わらず、なぜイスラエルへの非難は避けるのか…
岸田は、なぜロシアがウクライナを攻めたり、イスラエルがパレスチナを攻めるのか、その理由すらわかっていないと思うが、今回明言を避けた理由は1つしかない。
「アメリカ様には逆らえない」からである。

ともかく、安保理には頑張ってもらいたい。
1日も早く継続的な停戦が実現し、ガザの人達に休息が訪れることを祈りたい。