歴史を軽視する国 -東京国立博物館-

毎月支援しているchange.orgからは、様々な署名のお願いが届く。
そんな中、昨年暮れに届いたあるお知らせが目にとまった。
東京国立博物館の景観を守りたい

2025年11月11日、東京国立博物館の館長である藤原誠氏が「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」なるものを発表した。
東京国立博物館が「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」を発表
このプロジェクトは、本館前庭にある大きな池を埋め立て、芝生にしてしまおうというものだ。
ちなみに、現在の前庭はこんな感じ。
東京国立博物館に行ってきた!日本で最も長い歴史をもつ博物館

最初に思ったのは、「なぜ?」ってことだった。
私には、わざわざ芝生にする理由がわからない。
リリースにはこう書いてある。
----- ここから -----
芝生エリアへと改修し、子どもや学生、ファミリー層やシニア層、障害のある方や外国の方まで、全ての人が快適・安全に、自分らしく過ごせる憩いの場に生まれ変わらせます。
また、新しくなった前庭を活用して、コンサートやビアガーデンなど様々なイベントを開催することで、新たな東京国立博物館の魅力を発信していきます。
----- ここまで -----
はて…藤原誠氏は、1972年にできた日本で最も長い歴史をもつ博物館の前庭を、公園のピクニックエリアみたいにしたいの?

なぜ池をなくすのか?…については、GoogleのAI検索ではこう解説されていた。
----- ここから -----
設置から約90年が経ち、水質悪化、壁面の亀裂、漏水などで維持管理が困難になったため…
----- ここまで -----
以前、国立科学博物館が資金難による危機の為、一般の方からの寄付を募ったことがある。
国立博物館というのは、国や行政からの援助が少ないのだろうか?
"こういう所にこそ税金を使いなさい!!" と強く言いたいけど、今回の東京国立博物館の件については、別の胡散臭さを感じるのは私だけだろうか?

国立競技場、築地、明治神宮外苑の再開発など、住民の声を無視した国や東京都の再開発にはヘドが出るほど汚いものを感じる。
残念ながら、国立科学博物館の前庭も、このまま改悪されてしまうような気がする。