爪木崎で判定負け 〜伊豆 須崎半島〜

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伊豆に向かっている。
朝4時に家を出て、まだ暗い西湘バイパスを走り抜け、6時を過ぎたところでやっと空が赤く染まってきた。

今週末の、天気は申し分なし!
三浦は先週思う存分楽しめたので、思い切って遠出することにした。
ただ、日曜日には用事があり、漕げるのは土曜日だけ。
それでも行く価値がある。

外浦海岸 駐車場

河津の浜橋を渡り、谷津の交差点にあるセブンイレブンで昼飯を仕入れただけで、あとはノンストップ。
7時半には外浦海岸の駐車場に着いた。

外浦は初めて。
車は砂浜の近くに置けるものと勝手に想像していたけど、浜を通り超した突き当たり、港の辺りが駐車場だった。

(あとがき:2012-1-7)
今日、あらためて外浦海岸に行ったら、砂浜のすぐ目の前に駐車場があった。
なぜ、前回は気がつかなったのか…?
九十浜でタオルを投げる 〜伊豆 須崎半島〜

外浦海岸 フェザークラフト

駐車場から浜の端までは200メートル。
パックカートでカヤックを運んで、思ったよりも白くない砂浜に降ろした。
真っ白な砂浜、コバルトブルーの海を想像していたけど、ちょっと違う。
冬だから?

今日のルートは、ここを出てから南下。
爪木崎を超えて、下田漁業の中心である須崎漁港を通り過ぎ、下田湾の手前まで行って折り返してくる。
距離は16キロほど。
途中の浜で日向ぼっこをしながら、ノンビリとカヤックを楽しむ…この時はそう思っていた。

外浦海岸

食料と水、クレイジークリークのチェアを積み込み、白っぽい砂浜を蹴って透明な海に出た。
先には小さな岩山や岩礁が並び、空は快晴、雲が気持ち良さそうに浮かんでいる。
なんだか、最高のカヤッキングになりそうだ…この時はそう思っていた。

須崎御用邸須崎御用邸

九十浜の横にある須崎の御用邸を海から見る。
警備の人が立っているのかと思ったら、誰もいない。
冬だから?

陸上から立ち入ることができないように、侵入できそうな場所はもちろん、こんな所からは来れないでしょって思える所まで柵が立ててあって厳重。

宮内庁の案内図を見ると、九十浜も御用邸の敷地内なんだね。
知らなかった。

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尾山を回り込み、コンパスの針が "S" を指すと同時に波が出てきた。
ただ、ウネリの周期が大きく、パワーもないので何の不安もない。

所々、メジナを釣ってる人達がいるので、邪魔しないように漕いで行く。

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爪木崎灯台が見えてきた。
この灯台は75年前に初点灯し、外洋から相模湾に入ってくる船舶の目印となった。
この灯台の手前に爪木公園があり、キャンプもできるようだけど、それほど魅力的な場所には見えない。

この辺りは水仙の群生地で有名。
地元の人に「爪木崎に行ってきた」と言うと、決まって「水仙?」と聞かれる。

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灯台を回り込み、コンパスの針が "E" を指したあたりから、いやらしい波になってきた。
ただ、風が強くないのでまだ大丈夫。
波の立ち方は、南三浦の雨崎方向から漕ぎ出して、劔崎灯台を回り込み、毘沙門に向かっている様な感じ。

途中、須崎漁港の入口の辺りで、進行方向から漁船が近づいてきた。
左舷に見ながらすれ違い、そのまま進んでいたが、ふと気になって後ろを振り向くと、さっきの漁船がUターンして左後方に近づいていた。
そうか、この港への入港ルートは南東方向からなのかっ。

テトラポットの切れ目の辺りで、カヤックを停止させ、手を挙げて合図を送った。
今日も黄色いパドリングジャケットを着ているが、こういう時は目立つ色の方がいい。

須崎漁港を背にして右側に広がっている岩礁地帯には、所々でブーマーが立ち上がっている。
気をつけながら通過する。

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下田湾の手前にある静かな入り江に入り、昼飯を食う事にする。
磯場にカヤックを引き上げるのは危ないので、ライニングダウン用のデッキラインを外して岩に固定した。

昼飯は珍しくカップラーメン。
友達に勧められた「蒙古タンメン 中本」と、塩オニギリの組み合わせにしてみた。
味は韓国ラーメンに似ていて、オリジナリティ度はイマイチ。
でも、冬場の昼飯はラーメンが暖まる。

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午後からはだんだん風が上がってくる予報なので、大事をとり少し早めに帰路につくことにした。

風も波も南西から。
波高は1メートルだけど、尖った波が次々に押し寄せてくる。
向かう先もギザギザ。
三浦の毘沙門沖が波高1メートルになって、風が吹いた時の感じだろうか。

ところどころにブーマーがある。
あまり波に対して横を向きたくないので、1回のストローク毎にカヤックの進路を微調整しながら進む。
緊張で口の中が乾く。

須崎漁港の入口辺りでは、前方から2隻の漁船が戻ってきた。
速い!
須崎の漁船は、捕れた地金目の鮮度を落とさないように、スピードを出して戻ってくるらしい。

ここから先、爪木崎灯台の辺りまでは、波との格闘が続く。
所々で、山からの吹き出しの風がある。
一度はその突風でカヤックを曲げられ、ちょうどその時に斜め後方から波をくらい、危うく転覆しそうになった。
危ない。
風にも注意しないと!

やっと灯台を通り過ぎ、大きな岩山の間を抜けようとしたら、そこには海の川が沖に向かって流れていた。
吹き出しの向い風も重なって、漕いでも前に進まない。
三浦にはこういう場所はないので、貴重な経験をさせてもらった。

九十浜フェザークラフト ウィスパー

九十浜に到着。
ふ〜〜って感じ。
転覆はしなかったけど、完全な "判定負け"。

ウィスパーも自分も、よくがんばった!
こういう海を漕ぐと、あ〜フェザークラフトにしておいて良かったとつくづく思う。

九十浜

海岸には、流木やゴミが沢山打ち上がっているが、来年の夏にはキレイになって、海水浴客を迎えるはず。
ここは、ゴミの集まりやすい場所なのかもしれない。
でも、きめの細かい白い砂と透き通った海は、まるで沖縄みたい。

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たっぷりと休憩して、九十浜を後にした。
潮の透明度と色を見て欲しい。
ここだけ見れば、3週間前に行ったケラマの海と同じだ。
渡嘉敷島 2日目〜阿波連ビーチから渡嘉志久ビーチ〜

外浦海岸

外浦海岸に帰還。
中身の濃い須崎半島初漕ぎだった。

今日は、下田の旅館で一泊する。
美味しい魚で一杯やりながら、一人黙々と反省会をする…この時はそう思っていた。
(夜のお楽しみにつづく)

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