城ヶ島でピクニック 〜城ヶ島から毘沙門〜

2012年4月21日
風が強めという予報だったが、とりあえず城ヶ島から出てみた。
今日は春の大潮。午前中に13センチまで潮が引く。
城ヶ島の白秋海岸にも潮干狩りの人が何人か来ている。
今頃、金沢八景の海の公園では、駐車場が満杯になっていることだろう。

新潟造船のドックには、白地に赤のきれいな船が3隻停泊中。

三崎港内から、外に出ると東北東方向から風が吹きつけて来た。
5〜8メートル。 ブローで10メートルくらいか。
午後から晴れ間が覗くという予報だが、空も海もまだドンヨリとしている。

いつもは白い岩肌を見せる盗人狩りの断崖も、今日は濡れたような感じで新鮮な光景。

いつもは素通りする毘沙門湾手前の岩礁地帯に寄り道してみた。
この辺りは海鳥達のコロニーになっているようだが、突然の来訪客にも関わらず、間近までよってもすぐには逃げない。
しかし、一羽が飛び立つと一斉にみんな飛び立ってしまう。
なにか我慢比べをしているようでおもしろい。

コチ崎の方を見ると、沢山の海鳥達が乱舞している。
またまた新鮮な光景でうれしい。

コチ崎の浜に近づいて来たが、ご覧の有様で浜のずいぶん手前から干上がってしまっている。
さて、どの辺りに上陸しよう…。

海底の岩に船体をこすらないよう、慎重に進み上陸した。


こんな感じ。


すごい干上がり様で、こんな毘沙門は初めて見た。
そして、いつもは釣り人しかいない海岸に数人の人がいる。
潮干狩りだ!
熊手で石や砂をかき分け、アサリやクボガイを獲っている。
アサリと違って、クボガイは茹でるだけで食べられるので酒の肴にはもってこい。
聞こえるのは、鳥の鳴き声と水上にさらされた海藻から出るピチピチという音だけで、平和そのもの。
ウイスキーを片手にノンビリと過ごした。

毘沙門を後にし、城ヶ島に向かった。
いつもは大暴れしている安房崎も今日は静かだし、潮位が低いせいか、南側に回っても小さなブーマーしか立ち上がっていない。
昼飯は城ヶ島の店で食べようと思っていたが、思ったよりも陽が照り暖かくなってきた。
これなら、どこかに上陸して食べた方が気持ち良さそうだ。

潮が引いたすましと海岸に上陸。
予備で持ってきたカップラーメンでピクニックすることにした。

春の花が咲く草地に座り、カップラーメンと冷えたビールで昼飯。
三崎のマグロは美味いけど、こんな昼飯でも負けてはいない。


のんびりっ!
ホットウイスキーをやりながら、海を眺めていると数艇のカヤックが沖を横切っていった。
13時近くに陽が陰ってしまったので、束の間のポカポカピクニックだった。

すましと海岸を出艇し、もう一度安房崎を越えて、白秋海岸に戻った。
安房崎は、灯台の真下をショートカットできたが、そこから三崎港の堤防を越えるまでは、いつもよりハードな三角波が立っていた。
おかげで、カヤックのデッキは終止波をかぶり、上陸した時はビショビショ。
最後の最後で少し運動してしまった。

