324歩の日 -ジェノサイド-

土曜日 晴れ〜日曜日 晴れ
土曜日 晴れ時々曇り〜日曜日 晴れ時々曇り
土曜日 晴れ時々曇り〜日曜日 曇り時々雨
土曜日 曇り時々晴れ〜日曜日 曇り時々雨
土曜日 曇り時々晴れ時々雷〜日曜日 雨のち曇り時々雨

週末に向けて天気予報をチェックしていたら、こんなふうに移り変わってしまった…遠征中止。
仕方が無いので、土曜日は家で読書をしていた。

IMG_5084.jpg 「ジェノサイド」
少し前にオークションで手に入れていた本だけど、単行本なので自分の薄っぺらなアタッシュケースには入らない。
なんとか時間を作って家で読むしかないなあ〜って思っていたら、なんのことはない、土曜日一日で一気に完読。おかげで歩数は324歩!!

面白かった!

ジェノサイド…ウィキペディアによる解説は下記のとおり。

「一つの人種・民族・国家・宗教などの構成員に対する抹消行為をさす。
元はアルメニア人虐殺やナチス・ドイツのユダヤ人虐殺(ホロコースト)に対して使われたため、一般には大量虐殺の意味で使われるが、国外強制退去による国内の民族浄化、あるいは異民族、異文化・異宗教に対する強制的な同化政策による文化抹消、また国家が不要あるいは望ましくないと見なした集団に対する断種手術の強要あるいは隔離行為など、あくまでも特定の集団の抹消行為を指し、物理的な全殺戮のみを意味するわけではない。」

本の内容も、実際にジェノサイドが行われている地域を舞台にしている。
物語に関わっている人は世界各地に点在しており、そのスピード感のある展開に、読み始めたら途中で止められなくなってしまった。
あ〜休みの日で良かった!

物語にはリアリティがあり、世界に紛争が耐えない構図や大国の考え方、指導者のエゴなどは、自分が思っていたとおりのことだったので、感情移入ができたのかもしれない。

この本を読み終わった翌日のヤフーでは "アマゾン地域で、先住民ヤノマミ族約80人が虐殺された" というニュースが載っていた。
シリアもしかり。
日本では、なぜかこの手の報道はされないが、ジェノサイドは、今も世界のどこかで行われている。

だれかが世界のあり方を変えることはできるんだろうか…。