フォーミュラ・ワンは世界最高のレースなのか

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フォーミュラ・ワンは、世界最高のコンストラクターズ選手権である。
答えはYES!

フォーミュラ・ワンは、世界最高のドライバーズ選手権である。
答えはNO!

フォーミュラ・ワンのレースは、2つの異なったレースが同時にスタートする類稀なフォーミュラレースだ。
例えて言うなら日本のGT選手権と同じ。
ただし、GT500とGT300は別のレースであり、それぞれにタイトルがかけられている。

世界チャンピオンにチャレンジできるのは、トップ5チームに在籍する一部 "超一流" のドライバーだけであり、残りの7チームに在籍する "一流"と"普通"のドライバーには権利がない。
ちなみに、マクラーレンへの移籍が決まったペレスは "一流" のドライバーではあるが、「超」は付かない。


2013年シーズンの開幕まで80日となり、残りのシートはあとわずかになった。
もちろんトップチームのシートは既に決まっている。

日本人ドライバー「小林可夢偉」の名前は、残念ながらリストに載っていない。
もちろん可夢偉は、"超一流" のドライバーだ。

ご存知のように、"超一流" のドライバーは世界に10人以上いる。
しかし、10個のシートから溢れた彼らは、世界No.1を決めるドライバーズ選手権には参戦できない。

フォーミュラ・ワンは、一つの巨大なビジネスになっている。
この仕組みを作り上げたのは、バーニー・エクレストンだ。
彼の功績は素晴らしいが、どこかに「本物のレース」というキーワードを置いてきてしまったようだ。

私は、世界中の超一流ドライバーがしのぎを削る「本物の世界選手権」を観てみたい。