内房田舎旅 千葉2日目〜富浦から金谷〜

2日目の朝6時。
気になる風は…吹いていない!

朝飯前に、空きっ腹をかかえながらカヤックを組み立ててしまうことにした。
組み立てたカヤックを海岸のトイレの脇に置き、民宿に戻って正しい日本の朝飯をご馳走になる。

ちなみに、その日を心配なく過ごすには朝のお通じが大切。
ウォシュレット必須の自分は、いつでも携帯用のウォシュレットを持ち歩いている。
その名は「ファルウオッシュ・ミニ 」…これを空いたペットボトルに付ければ、あ〜ら便利。
高級なホテルに泊まることがない "みなさん" も是非!
ちなみに、人気の無い海岸でキャンプする時は、海という広大なウォシュレットがあるので使いません。

富浦

8時23分 カヤックを水際に運びパッキングを開始する。
浜にはウミガメの亡がらがあった。

富浦

さて出発。
今日は14時から南の風が上がる予報。
昨日みたいに早く吹き出さない限り、途中で昼飯を食っても大丈夫。

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べた凪!
潮も澄んでいる。

南無谷崎

南無谷崎に到着。
この辺りは浅瀬が続いているので、動力船の人達も気を使うらしい。

南無谷崎南無谷崎

深緑に輝く海岸線を岩井に向かって進んで行く。

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今回も浮遊ゴミを回収しながら漕いでいる。
あまりにも沢山拾ったので、デッキバッグの下に入りきらなくなってきた。

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右手に岩井海岸を見ながら綺麗な風紋の上を勝山に向かう。
途中から潮の流れが変わったみたいで、なんだか漕いでも漕いでも進んでいる気がしない。

勝山海水浴場

トイレや食堂がありそうな勝山海水浴場に上陸。
はたして美味い飯を食わせてくれるところはあるのか?

シーズン前の海岸に面した店は全てシャッターが閉まっている。
勝山駅の方に向かえば何かあるかな?
国道に出ると、中華料理屋さんの看板が目に入ったので、通りがかったガソリンスタンドのおじさんに聞いてみた。

私「この先の中華料理屋さんは美味いですか?」
お「美味しいよ〜 3つ先の信号を右に曲がった左側にあるから」

即座に美味いっと言い切ったスタンドマンを信じて、3つ先の信号までテクテクと歩いて行く。

住吉飯店?
その中華は、さっき見かけた看板の店ではなかった。
信じて入る。

タンタン麺を注文。
美味い!中華街で食べるよりも美味い!

この店は、中華だけでなく地物の魚介類もメニューにあるので、何人かで夕飯を食べに来たら楽しいかもしれない。

帰り道、スタンドのおじさんにキッパリと一声かけた。
私「美味かったですっ!」

明鐘岬

大満足の勝山を後にし、保田から明鐘岬に向かう。
昨日はこの辺りで南西が吹き始めたが、今日は追い波だけで風は吹き始めていない。

金谷

明鐘岬をまわり、金谷港が見えてきた辺りで、急に風が上がってきた。ほぼ予報通り。
次のフェリーが到着するまでは時間に余裕があるが、金谷港の手前にある砂浜に上陸することにした。
フェリー乗り場までは少しだけ遠いけど、海岸に隣接したこの公園は、トイレや水道もあるし、なによりフカフカの芝生があって最高の撤収場所だった。

この場所も、風が吹かなければ存在がわからなかったはず…。
今回は風に寄り道させてもらい、なんだかんだで結果オーライ。

南房総は、沖縄みたいな空気感があるし、粟島の様な島っぽい雰囲気もある。
自分の住んでいる土地からは、東京湾を挟んだだけのご近所なのに、田舎旅を楽しめる場所だと思う。
次回は、大房岬(たいぶさみさき)を越え、房総の先をくるっと回ってみたい。