誕生日はハマダイコン 〜三戸浜から毘沙門〜
2013年3月23日 土曜日。
22日は、ウィスパー3才の誕生日。
戸津浜でやった進水式の事が昨日の事の様に思い出される。
⇨進水式
あれから3年…どこに行くにも一緒に行動していた気がする。
これからも、ますますよろしくっ!
今日は、誕生日のお祝いを兼ねて花見ツーリングでもしようと思い三戸浜にやってきた。
まあ〜花見と言っても "サクラ" ではなくて、"ハマダイコン" の花見なんだけど…。
向かうは毘沙門。
浜辺に咲く素朴なハマダイコンの花に囲まれながら昼飯を食って戻ってくる予定。

いつも誰かがテントを張っている草地が空いていたので、今日はそこで組立てる。
そういえば最初に三戸浜に来た時もここで組み立てたっけ。
⇨三戸浜初出艇

ハッチをはめる時に、防水カバーのバンジーコードがパチンとほどけ、パンツのゴムが切れた時の様に奥に引っ込んでしまった。
クイックイッと引っぱり出して、ガッチリ結わいた。
よく見ると、この防水カバーもコーティングが剥げてしまっている。
ここはメンテナンスできるんだろうか?

水際に運んで準備していると、ガキンちょ3人組が近づいて来た。
ガ1「これが弟でこいつは友達 オレんちは○○○○の○○○号室」
ガ2「ペットボトルに砂を入れて投げたら流れて行っちゃった」
ガ3「昆布を取りに来たんだよ これがコウイカの殻」
…おいおい3人同時に話すんじゃない。
ガ「ペットボトルあんな所まで流れて行っちゃったあ」
私「海にゴミを捨てたらダメだぞ〜 写真を撮られる時は変顔しろ」

せっかく変顔の模範演技をしてあげたのに、合格なのは左の赤い奴だけだ。
もっと練習しておきなさい!
出艇し、防波堤の近くまで流れていったペットボトルを拾って、海岸にいるガキンちょに投げ返した。
ジャジャ〜〜っと砂を頭からかぶった…。
おい〜っ!キャップくらい閉めとけ〜!
あらためて防波堤の近くまで漕ぎ進むと、目の前でウミウが突然顔を出した。
向こうもビックリしたらしく、慌てて潜ってどこかへ行ってしまった。

ホンダワラが伸びて、ますます漕ぎづらくなった海を行く。
その辺りは波がたたないので、ノペーっとしている。まるで海じゃないみたい。

去年キャンプした諸磯の小さな浜に上陸してみた。冬の潮は澄みきっている。
⇨夏野営 1日目
フットペダルの位置を調整してから離脱。

城ヶ島の内側を通って宮川湾に出た。
ウネリでかき回された海がところどころで泡立っている。
思ったよりも風は強く、7〜8メートルの北東風が抜けている。なんだか予報と違うなあ。
自分はアンフェザーで漕いでいるので、返しのブレードから風を切る音がする。


毘沙門の潮も綺麗。
そして、干からびた海藻がバラまかれている浜に上陸。
岩場の先に釣り人が数人いるだけで、相変わらず浜には誰もいない。
この浜がピンクに見えるのは、横瀬島と同じで、ここが全部ピンクの貝殻でできた浜だから。
なかなか気持ちがいい。

ハマダイコンの花がそこら中で咲いている。
でも、もう少し日差しが欲しい。
ちょっと寒くなってきたので、ハッチからフリースをひっぱり出して羽織った。
今日のメニューは、ガーリックライスのハムエッグ乗せと、コンソメスープ。
なんだかガーリックライスの出番が多い?
穏やかな波が打ち寄せる音と鳥の鳴き声をBGMに、お花畑の中という絶好のロケーション。
雰囲気のいいレストランに行っても5分で何も感じなくなってしまうが、ここなら別。
たぶん何時間でもいれる。

ウネウネの宮川湾を抜けて城ヶ島へ向かうが、正面に見える安房崎灯台が時々ウネリで見えなくなる。
城ヶ島の南岸は、そこら中でブーマー…やっぱりそうなりますか?!
ず〜っと何事も無かった海面が、いきなりグワ〜ンっと持ち上がり砕けている。
恐ろしや〜。


この辺りの海を熟知しているだろう漁師の船が先を行く。
ここぞとばかり同じルートをなぞる様に進んで行くが、20メートルくらいの違いでいきなりグワ〜ンとなったりするので気が抜けない。
スリルあり!

三戸浜に近づいたところで、綺麗な風紋がず〜っと続いている。
なんだか予報と違って風が上がってきてる?

三戸浜沖に帰還。
やっぱり風が吹き出しているけど、なごりおしいので岩礁の近くで少しの間浮いていた。

ちょうど同じくらいの時間にカヤックが2艇戻って来ていた。
アルフェックのタンデムに乗ったカップルと、ショアラインに乗った方。
お疲れさまです!
カヤックを車の脇で乾かしていると、1年半くらい前に伊豆の萩谷崎でお会いしたJAVAの方と再会した。
⇨楽園は近くにあった 1日目〜浮島から千貫門〜
「近々ウィスパーかカフナを買いたい…」と言っていたその方は、間もなくブルーのウィスパーを手に入れ、今日は三浦海岸から三戸浜まで漕いだとのこと。
お久しぶりです!お元気そうでなによりですっ!
その後、アルフェックのオーナーの方とショアラインの方、それとこの時間からウインドサーフィンをやりにきた方とも楽しくお話させていただいた。
たぶんみなさんは自分と同じくらいの年齢かと思うんだけど、元気で楽しそうに遊んでいる人達との会話は楽しい。
ありがとうございました。
