内房田舎旅 千葉2日目〜富浦から金谷〜
2日目の朝6時。
気になる風は…吹いていない!
朝飯前に、空きっ腹をかかえながらカヤックを組み立ててしまうことにした。
組み立てたカヤックを海岸のトイレの脇に置き、民宿に戻って正しい日本の朝飯をご馳走になる。
ちなみに、その日を心配なく過ごすには朝のお通じが大切。
ウォシュレット必須の自分は、いつでも携帯用のウォシュレットを持ち歩いている。
その名は「ファルウオッシュ・ミニ 」…これを空いたペットボトルに付ければ、あ〜ら便利。
高級なホテルに泊まることがない "みなさん" も是非!
ちなみに、人気の無い海岸でキャンプする時は、海という広大なウォシュレットがあるので使いません。
![富浦](/assets_c/2013/03/P3170035-thumb-400x300-5274.jpg)
8時23分 カヤックを水際に運びパッキングを開始する。
浜にはウミガメの亡がらがあった。
![富浦](/assets_c/2013/03/P3170037-thumb-400x300-5276.jpg)
さて出発。
今日は14時から南の風が上がる予報。
昨日みたいに早く吹き出さない限り、途中で昼飯を食っても大丈夫。
![P3170039.jpg](/assets_c/2013/03/P3170039-thumb-400x300-5278.jpg)
べた凪!
潮も澄んでいる。
![南無谷崎](/assets_c/2013/03/P3170047-thumb-400x300-5280.jpg)
南無谷崎に到着。
この辺りは浅瀬が続いているので、動力船の人達も気を使うらしい。
![南無谷崎](/assets_c/2013/03/P3170049-thumb-400x300-5282.jpg)
![南無谷崎](/assets_c/2013/03/P3170050-thumb-400x300-5284.jpg)
深緑に輝く海岸線を岩井に向かって進んで行く。
![P3170052.jpg](/upload_img/P3170052.jpg)
今回も浮遊ゴミを回収しながら漕いでいる。
あまりにも沢山拾ったので、デッキバッグの下に入りきらなくなってきた。
![P3170054.jpg](/assets_c/2013/03/P3170054-thumb-400x300-5287.jpg)
右手に岩井海岸を見ながら綺麗な風紋の上を勝山に向かう。
途中から潮の流れが変わったみたいで、なんだか漕いでも漕いでも進んでいる気がしない。
![勝山海水浴場](/assets_c/2013/03/P3170055-thumb-400x300-5289.jpg)
トイレや食堂がありそうな勝山海水浴場に上陸。
はたして美味い飯を食わせてくれるところはあるのか?
シーズン前の海岸に面した店は全てシャッターが閉まっている。
勝山駅の方に向かえば何かあるかな?
国道に出ると、中華料理屋さんの看板が目に入ったので、通りがかったガソリンスタンドのおじさんに聞いてみた。
私「この先の中華料理屋さんは美味いですか?」
お「美味しいよ〜 3つ先の信号を右に曲がった左側にあるから」
即座に美味いっと言い切ったスタンドマンを信じて、3つ先の信号までテクテクと歩いて行く。
住吉飯店?
その中華は、さっき見かけた看板の店ではなかった。
信じて入る。
タンタン麺を注文。
美味い!中華街で食べるよりも美味い!
この店は、中華だけでなく地物の魚介類もメニューにあるので、何人かで夕飯を食べに来たら楽しいかもしれない。
帰り道、スタンドのおじさんにキッパリと一声かけた。
私「美味かったですっ!」
![明鐘岬](/assets_c/2013/03/P3170056-thumb-400x300-5291.jpg)
大満足の勝山を後にし、保田から明鐘岬に向かう。
昨日はこの辺りで南西が吹き始めたが、今日は追い波だけで風は吹き始めていない。
![金谷](/assets_c/2013/03/P3170059-thumb-400x300-5295.jpg)
明鐘岬をまわり、金谷港が見えてきた辺りで、急に風が上がってきた。ほぼ予報通り。
次のフェリーが到着するまでは時間に余裕があるが、金谷港の手前にある砂浜に上陸することにした。
フェリー乗り場までは少しだけ遠いけど、海岸に隣接したこの公園は、トイレや水道もあるし、なによりフカフカの芝生があって最高の撤収場所だった。
この場所も、風が吹かなければ存在がわからなかったはず…。
今回は風に寄り道させてもらい、なんだかんだで結果オーライ。
南房総は、沖縄みたいな空気感があるし、粟島の様な島っぽい雰囲気もある。
自分の住んでいる土地からは、東京湾を挟んだだけのご近所なのに、田舎旅を楽しめる場所だと思う。
次回は、大房岬(たいぶさみさき)を越え、房総の先をくるっと回ってみたい。