あるぷすとアルプス 〜六国峠ハイキング〜

3月29日 土曜日。
"はるかな尾瀬遠征" のリベンジ登山をやり遂げた山岳会隊員達が、いよいよ鎌倉あるぷすを制覇する日がやって来た。
大人の遠足 1日目〜河口湖周辺〜

この大遠征…本当は一ヶ月前に決行予定だった。
しかし、私の下り坂ケンケンパによる膝負傷の為、延び延びになっていた。


[登山計画]
金沢文庫駅に集合し、六国峠ハイキングコースを天園に向かう。天園で昼飯休憩後、北鎌倉方面へ下山、電車で大船まで移動し、ひとっ風呂浴びた後で大宴会に突入する。

参加隊員の8割が、"ひとっ風呂浴後" を目的としているように感じるのは私だけだろうか…。


私が集合時間ピッタリに金沢文庫駅へ着いた時には、隊員達はすでに到着していた。
相変わらずの遠足気分で行動が前倒しだ。

隊員達は山岳部ブチョウからの指示で、改札ロビーにあるコンビニ内で、各自お気に入りのにぎり飯を見繕っていた。

「天園の休憩所が休んでいたり、お客さんが一杯で入れないということもありますから。」

元山岳部というのはダテではない、いかなる事にも対処できるように準備を怠らない。
さすがである。

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住宅地を抜けて六国峠ハイキングコースの入口に向かう面々。
駅から入口までの300メートルを「タクシーに乗りましょう」…と提案したシュニンは、誰にも相手にされなかった。

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能見台地区から金沢自然公園地区を抜け、ひょうたん池の脇を通って横浜市最高峰の大山に向かう。
この急登は、膝を負傷している自分にとっては一番の難関だ。
しかし、他にも膝に爆弾を抱えている隊員がいることがわかった。
この歳になると、どこかしら具合の悪い所を抱えているのはしょうがない事なのかもしれない。


昼を少し回ったところで天園の休憩所に到着。
ビール7缶と日本酒3合で昼飯を流し込み再出発。

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途中から見えた雲は、上空で強風が吹き荒れている事を物語っている。

その後、鎌倉最高地点の大平山を危うく気がつかないまま通り過ぎそうになりながらも、全員無事に鎌倉あるぷすを踏破した。

電車で大船へ移動後、大人450円で入れる「ひばり湯」で汗を流し、観音食堂で宴の幕が上がった。
2軒目、3軒目と宴を重ね、私は3.5軒目でギブアップ。
かれこれ7時間も飲み続けていた為、気を失うように家に帰った。

かくして、大船アルプスに突入した山岳会の面々は、2名遭難寸前、1名行方不明、1名帰還、残り1名はそのまま藤沢アルプスに向かうという結果に終わった。
今年はこのメンバーで "本物のアルプス" に行くプランがある。
それまでにはポンコツ膝小僧を完治させ、本物はもちろんアフターアルプスも是非無事に帰還したいものである。