積極的千葉の勧め 1日目〜金谷から富浦〜

週末は天気もイマイチで気温も上がらず、あっちこっちで風が強い予報。
さてどうするか…こんな時はいつも、伊豆は?→三浦は?→日本海側は?などと調べた最後に、じゃあ千葉は?…という感じで海況を調べている。
地理的?地形的?なものなのかどうなのか、南房総の辺りは、他と違う予報が出ている事が多く、「じゃあ千葉かあ〜」という感じで行くことが多い。
そんなふうに決めているからなのか、これまでの千葉遠征は50%の確立で行きか帰りのどっちかで撤退している。

ちなみに、千葉の金谷港までは、公共交通機関を乗り継いで行ったとしても、地元駅から1時間半以内で着いてしまうので、「遠征」というには近過ぎる。
でも、船に乗って行く場所は、時間とは関係なく「遠征気分」にさせてくれる。

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今回も、そんな感じの流れで千葉行きを決め、土曜日朝のフェリーで金谷までやって来た。

いつもはフェリーの入る金谷港から出艇しているけど、今回はフェリー乗り場からも近い金谷海浜公園から出る事にした。

カヤックを組立て始めると、思いがけずポカポカな陽気になりシャツ一枚になった。
「え〜こんなんじゃショーツで漕げちゃう?」とイイダー的甘い考えが脳裏をよぎったが、出艇する頃には太陽も雲の後ろに隠れてしまい、しっかりパドリングパンツとジャケットを羽織るはめになった。


浜から出艇すると、近くにいた漁船の人に声をかけられた。

「ここからはカヌーを出せない事になっているから、次回から気をつけて」

えっそうなの?
確かに南からこの浜にエントリーする時は、堤防が死角になって漁船の出入りが見えなくて危ない。
でも、逆の場合はしっかり港を確認できるので、カヌーが禁止になる理由がわからない。
漁師さんは、この浜からボートを出して、漁港の出口辺りでウロチョロ遊ぶ人だと思ったのかもしれない。
確かにそれだと危ない。
でも、自分はササ〜っと漁港を横切るだけなので、ここでは、久留和と同じように堤防を大きく迂回して、漁船の方に迷惑をかけない様にすればいい…と解釈することにした。

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フェリーから見た海はけっこうバシャバシャしていたけど、漕ぎ出してみると海は穏やか。
久しぶりの追い風で快調に距離を稼いでいく。

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大六海水浴場手前の離れ小島の脇を通って勝山の方へ抜ける。
川の様な流れがあるので、漕がなくてもカヤックがゆったりと進んでいく。

それにしても、海藻が多い。
海底から伸びたホンダワラが海面をただよい、たくさんのヒジキが岩に張り付いている。
東京湾で沈没した貨物船から流れ出た重油は、富津を中心にこの辺りの沿岸にも流れ着いた。
豊かな海が人間によって汚されるのは悲しい。

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勝山を過ぎ、少し岩井袋の方に行った辺りで昼飯にした。
この日の干潮は13時。
潮が引いた海藻の海岸に上陸したけど、昼飯を食べ終わった45分後にはもっと引いていた。

空全体を分厚い雲が被い、思ったよりも寒いので、上陸後すぐにアンダーを一枚追加した。
パスタと具抜きのブルスケッタをビールで流し込み、コーヒーで一息つく。

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休憩が終わりカヤックを浮かべると、何やら海水が赤くなっている。
なんだろう?油っぽい感じではなかったので、重油じゃないと思うけど…。

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出発。
海藻を掻き分けながらカヤックを進めバウを南無谷崎に向けた。
静かでいい入り江だった。

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岩井の湾に入ると、東からの風に波が押され、思ったよりも漕ぎづらい海が広がっていた。
毎回この海域は穏やかで漕ぎ易かったけど、残念ながら今回ばかりは違うようだ。
でも、この嫌な感じも風裏になる南無谷までなので、我慢して進んで行く。

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南無谷では風も無く静かな海が広がっていた。

他の場所に比べれば透明度は高いけど、冬の海のキリっと感はない。
気温は冬、海の中はもう春。
館山に近づくにつれ、海水温も温かくなってきているような気がする。

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夕方の様に暗くなった海を漕いで富浦の海岸に上陸した。
明日も今日みたいに寒いんだろうか…。夜には雨も降りそうだ…。
キャンプはしない。

(2日目につづく)