アルプスまでの道 北八ヶ岳1日目〜北横岳から縞枯山荘〜

無事全員が集合したあずさ5号は予定どおり10時6分に茅野駅に到着した。
アルピコ交通「北八ヶ岳ロープウェイ線」の路線バスは、まるでサスペンションが無いかのごとくガタガタギシギシと盛大に音を立て、今にも壊れそうだ。
私とブチョウは、あずさでの缶ビール500mlに続き、真澄のワンカップを抱え込んでいる。

1時間ほどで八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に到着。
昔から蓼科で遊んでいる人間としては、「ピラタスロープウェイ」という旧名の方が馴染みがある。
ロープウェイの出発までの10分間でトイレをすませ400円ビールを仕入れた。
ビールの値段は、標高が上がるほど高くなる。

100名ほど乗れるゴンドラの中では、大きな荷物を抱えた我々に向かって他のお客さんが「あら〜若い人は元気ねえ」と声をかけている。
それだけで女性陣は嬉しそうな顔をしているが、実際には声をかけた方もかけられた方も対して年は違わないように見える。

北八ヶ岳 坪庭

いざ出発。
と思ったら、雨が降る前に昼飯を食べてしまおうという事になり、5分も歩かないところでザックを降ろした。

アヒージョ

私の昼飯は、簡単にお茶漬けパスタ。
シュニンと女性陣は、空いたストーブを使ってミニトマトとジャコのアヒージョを始めた。
うまそうなのでバケットを分けてもらう。
ワインが欲しい!

北八ヶ岳

かろうじて雨は降っていないけど、天気はこんな感じ。

北横岳

北横岳山頂に向かって急登開始。
痛めた膝には、リガードのニーガード を巻いているのでとりあえず大丈夫。
山頂の見晴しはどうかなあ…


北横岳北横岳 南峰

北横岳ヒュッテ前のベンチにザックを置いて、最後の急登。
で、南峰に到着。
な〜んも見えません…というか、雨風ビュービューで寒い〜!
見晴しが良ければ多少の寒さは我慢するけど、こんな場所からは一刻も早く退散〜。

北横岳北横岳

北峰にも行かず、北横岳ヒュッテまで下りて来ると山頂での風雨が嘘のように穏やか。
ふ〜何かの罰ゲームをこなして来たみたいに感じる。

この日の北横岳ヒュッテはクローズ中。
ちなみに、北横岳ヒュッテのブログを見ると、9日にはものすごい朝焼けが見れ、台風後の10日間で青空が見えたのは5時間しかないらしい。
ここまで酷いと、雨男だ雨女だのレベルではないので諦めがつく。
台風接近前後

北八ヶ岳 坪庭
縞枯山荘(撮影:シュニン)
縞枯山荘

荒涼とした坪庭の溶岩台地を抜け、爽やかな草原の道を歩いて、今夜の宿である縞枯山荘に到着した。

宿の主人曰く、台風の影響で予約が全てキャンセルされ泊まるのは我々だけとのこと。
元々個室を予約していたわけだけど、そういう事情なので1泊夕食付きの料金で泊まる事ができた。

なぜ木道が3本でできているのかを聞いてみた。
これは、車椅子でも来れるように…とのことらしい。真ん中の木道は車いすを押す人用。
素晴らしい!
ちなみに、山荘内は特にバリアフリーになっているわけではないけど、車椅子の人は一人で来るわけではないので問題ない。

縞枯山荘

「山宴会会」の面々は、早速ザックの中から酒を取り出し、夕飯前の飲み会モードに突入している。
今回の遠征は標高2000メートルの場所では平地以上に酔ってしまうのか…という実験も兼ねているらしい。
ふむ…研究熱心ではある。
美味しい夕食をいただいた後は小屋の前でまた酒。
どうも標高は関係ない様に見える。

それにしても、フカフカな布団に綺麗なトイレなど、この山荘は素晴らしく快適だ。

(2日目につづく)