救助隊出動 1日目〜菊名から荒井浜〜

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11月15日 土曜日。
久しぶりの三浦海岸菊名の浜にいつもの連中が集まってきた。

この週末は天気も良く、絶好のキャンプツーリング日和りになる予報。
本当は南伊豆に行く予定だったが、「windguru」で南伊豆の風予報を見ると "この週末は来ても焦げませんぜ" と表示されている。
ちなみに、「windguru」はハマちゃんが教えてくれた風予報サイトで、登録すれば世界中どこの場所の予報も見る事ができる。
アカウントには、無料バージョン(FREE Version)と有料バージョン(PRO Version)があるけど、暫くは無料バージョンでお試ししてみようと思う。
無料バージョンと有料バージョンの違い

艇はイイダーの不知火2だけがリジットで、他4艇はファルト。
キッカーは、先日の慶良間 "小舟の旅" 遠征で使った自作スケグ付きマジェッタを持って来ている。

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本日のキャンプ地は城ケ島。
明日は、久留和でゴールする予定にしていて、車1台をデポしてきている。

ただし、北風の状況によってはゴール地が変わるかもしれない。

出艇場所では、キッカーがワンチャンにトローリングキットのレクチャーをしている。
キッカーは、自作のキットを2セット持参していて、内1セットをワンチャンが引っぱるらしい。
釣りの条件としては最悪との事だけど、果たしてどうなることやら。
いずれにしても、成果が上がれば今夜の晩餐が楽しくなる。

PB150008.jpgイイダーは今年3回目のカヤック。
年に3回くらいしか漕がないらしいので、今回が今年の漕ぎ納めになる確立99%。
ふ〜む…ベランダで埃まみれになどしてないで、もっと漕ぎにいきましょ〜ぜ。

PB150013.jpgワンチャンのトローリング準備風景を冷ややかに見つめるイイダー。
この2人は1年前のキャンプツーリングで、"釣れる釣れない" の酔っぱらいトークをしている因縁の間柄である。
この洞窟で終わりとする 伊豆2日目〜米崎から松崎〜

PB150018.jpg雨崎。
お尻を出した人はいない。

PB150035.jpgキッカーの改造マジェッタは快調。
フェザークラフトのストラップオンスケグを参考にして自作した「200円!スケグ」が効果をあげているようだ。

PB150036.jpg例によって剣埼を越えるとウネリが大きくなってきた。
横瀬島には上陸できるのだろうか?

PB150039.jpg横瀬島に近づくにつれ海の色は沖縄色に変わってきた。
島の北側では波がブレークしている。
上陸はダメかな…。

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IMG_8104.jpg(撮影:ワンチャン)

横瀬島への上陸はダメだったので、浅間山の浜に上陸して昼飯にした。
天気が良くてポカポカ。
ん〜ここでキャンプでもいいかもね。
しかしこの後、予期せぬ事態が我々(私?)を待っていようとは…、この時点で誰一人想像していなかった。

PB150042.jpgキャンプ地での流木不足に備えて、薪を集めるキッカーと再出艇に余念のない面々。
毘沙門はいい海岸である。

PB150047.jpg浅間山を巻いて宮川に向かうと、思ったよりも大きなウネリが待ち構えていた。
前を行く連中のカヤックはウネリを乗り越えながら沖出ししている。
我々の頭上を遥かに越えるウネリが次々と押し寄せ、そして海岸に向かっていくダイナミックな様子を見れるのはシーカヤックの醍醐味だ。

写真を撮りながら最後尾を漕いでいた時、前を漕ぐワンチャンが大きな声を発した。
「わ〜〜大きい」
見ると、左側から来る大きなウネリの頂点が崩れかかっていた。
ワンチャンはすんでのところで波を避けられたが、自分はもう間に合わない。
艇を波に向け、崩れながらやってくるウネリの横腹に向け突っ込んで行った。
しかし波の裏側で艇が曲げられ、左側から横向きに倒されてしまった。
沈脱。
ウネリの海の真ん中なので、セルフレスキューはせず救助隊の到着を待つ事にした。

すぐさまイイダーが駆けつけ、TXレスキューでコックピットに溜まった海水を排出しながら艇を元に戻してくれた。
再上艇し、残った海水をポンプで吐き出していると、今度は近くにいたハマちゃんが横からのブーマーにやられひっくり返ってしまった。
こうなると、どこで波が崩れてくるかわからない。
こっちの救助を終えたイイダーがハマちゃんのもとに向った。
遅れて自分も駆けつけると、ウネリの中でハマちゃんが再上艇していたので、ハマちゃん艇を挟み込む様にして横付けし、艇を掴んでホールドした。
ハマちゃんの再上艇も完了。
しかし一刻も早く、モグラたたきの様に大波が崩れてくるこの場所から離れなければならない。
我々はウネリが崩れない場所まで更に沖出し、そのまま城ケ島に向かった。

11月に入っても海水が暖かかったので助かったが、この時期であればパドリングジャケットは着ていた方が良かったかもしれない。
また、ソロの場合は周囲の状況に注意をはらい、無意識に五感をフル回転させながら漕いでいるけど、グループツーリングだった事で油断していた。
完全な自分のミスである。
多いに反省!


城ケ島に向かって漕いでいると、カヤックが左側に傾いている。
ひっくり返る際、少しの間左側に90度倒れて浮いていたので、荷物が偏ってしまったかと思いながらスポンソンを確認してみると、左側のエアはほぼ空で、右側も半分抜けている状態だった。
どうも、昼飯休憩後再出艇する時に、エアを入れ忘れたらしい。
これまた多いに反省!!

PB150050.jpg城ケ島に着いてもウネリは変わらず、見た事も無い様な大波が立っては海岸に向かって押し寄せている。
これではとてもじゃないけど、キャンプ地には上陸できない。
全員が集まって相談。

「宮川に行きますか?漁港側から入れば大丈夫かも」
「昼飯の場所まで戻りましょうか?」

ここは安全策を取り、城ケ島を回って諸磯か荒井浜に向かう事にした。
長津呂の辺りだけ気をつけ、西側に回ってしまえば海も落ち着くだろうと判断した。

PB150052.jpg上陸したのは荒井浜。
決め手はお風呂の有無。沈をした者としてはお風呂に入ってさっぱりしてから眠りたい。

さっそく思い思いの場所にテントを張り、焚火用の薪を集める。
自分は艇が浸水した影響で、荷物の一部が濡れてしまったので甲羅干し中。
どうもドライバッグのパッキングがあまかったようだ。
これまた多いに反省!!!

PB150066.jpgとにもかくにも長い1日が終わり、穏やかな夜のとばりが降りてきた。
トローリング組みも不発に終わったので、今日はキッカーの怖い冒険話でも聞きながら酒を飲むことにしよう。
晩飯はイイダーがキムチ鍋を作ってくれる。
しかし、自分が持ってきた酒はビールとワインとバーボン。
ふ〜む…イイダー鍋奉行がいる時は日本酒持参という鉄則を忘れていた。
これこれまたまた多いに反省!!!

(2日目につづく)