リバースグリッドの茶番

reverse_grid.jpg 先日行なわれたドイツF4選手権で、ミハエル・シューマッハの息子ミックが第3レースで優勝した…とのニュースを読んでみたところ、第3レースはリバースグリッドが採用されていた。

リバースグリッドという言葉を知っているだろうか?
リバースグリッドとは、1回のレースイベントで、予選が1回、レースが2回行なわれるような場合に、レース2のスターティンググリッドをリバースさせて決めることで、モーターレースのレギュレーションの一つ。
ちなみに、全てのレースで採用されているわけではない。
具体的に言うと、レース1の結果で1〜8位までの順位を逆転させてレース2のスターティンググリッドにしたりする。(レース1を8位でゴールした者がレース2のポールポジションになるってこと)
なんでこんな事をするかというと、レースを「興行」として考えた場合、抜きつ抜かれつの攻防があった方が当然観る側は楽しい。
それと、若いドライバーを育成させるという意味もあるようだ。

ご存知のように、レースのスターティンググリッドは、予選で速かった順番にポールポジションから並んでいく。
タイムが接近しているフォーミュラレース(除くF1)や、ワンメイクのツーリングカーレースなどでは、スターティンググリッドがレース結果の50%以上を左右するので、予選=スターティンググリッドは非常に重要になる。
ちなみに、実際にレースを走った経験から言うと、優勝を狙えるのは3列目くらいまでで、1〜3列目までと4列目以降ではレースの流れは別物と言っていい。
にも関わらず、リバースグリッドでは速かった者が後ろからスタートしなければならない。

ふむ…
僕は、リバースグリッドは茶番だと思っている。
レースとはもっとも速いドライバー&マシンを決める為の競争。
その為に、集中力を高めて一発の予選に挑んでいく。
ポールポジションは名誉ある栄光のポジションでなければならない。
これは入門カテゴリーのレースでも同じで、仮に自分がレース1を8位でゴール、レース2を "与えられたポールポジション" からスタートして優勝したとしても、まったく嬉しくはないだろう。
それよりも"与えられたポールポジション"にマシンを並べること自体が恥ずかしい。