縄文号とパクール号の航海

10月24日 日曜日。小平には16時に着いた。
今日観る映画は「縄文号とパクール号の航海」。

jomon_pakur.jpgこの映画は、探検家の関野吉晴さんが企画した手作りカヌーによる途方も無い大航海のドキュメンタリーで、4年の取材と3年の編集を経て完成させた大作である。
監督は、撮影や編集も担当した若手の水本博之さん。
縄文号とパクール号の航海

会場からは少し離れているけど料金の安い駐車場に車を停めて、まずは会場である「ルネこだいら」に向かう。
事前に事務局に連絡をして当日券を手配してもらってあったものの、受付開始の時間もどうなっているのかわからないので、開場の時間より少し(だいぶ?)早目に行ってみることにした。
会場に着くと、まだ誰もいない。
駅前の店で時間を潰しながら何度か足を運び無事チケットと整理券を手に入れる事ができた。

500人は入れるホールでは、思いがけずいい席に座ることができた。
一般の人にはあまり馴染みのない冒険ドキュメンタリーにも関わらず、来ているお客さんの年齢層が幅広いのでビックリ。
どんなルートでこの映画の事を知り、観ようと思ったんだろ?

映画は、海を舟で航海した事がない人には臨場感としてどこまで伝わったのかは「?」。
僕自身も帆船に乗った経験がないので、風がない時や向かい風での苦労がよくわかっていないと思う。
でも、800時間におよぶ膨大な映像を作品として編集した水本さんは、ありのままの旅の様子を見せてくれた。
ありがとうございます。最高に面白かった。

122分の上映が終わると、関野吉晴さんとクルーとして参加した佐藤洋平さん、そして監督の水本博之さんが舞台に登場し、映画ができるまでのいきさつやエピソードなどを話してくれた。
関野さんは、グレートジャーニーで凄い旅をしている人なので前から知っていたけど、舞台の上の "本物の関野さん" は、まったく探検家風じゃない容貌と話し方をされていて、いい意味でイメージとギャップがあった。

IMG_4339.jpgこの作品は今年の春に公開され、今は地方の公民館やホールで上映されている。
今度首都圏で上映されるのは、逗子辺りかもしれない。
まだ観ていない方は是非どうぞ!
現代社会が忘れてしまった新鮮な価値観で人と人が関わり、人生を楽しんでいる様子は僕たちを必ず笑顔にさせてくれます。