蒼い海を見に行こう 2日目〜瀬底島〜

6月4日 日曜日。
今日は瀬底島を一周する。

瀬底島…何度もこの島の近くのホテルに泊まり、何度もこの島の脇を車で通過していたにも関わらず、これまでは全く興味の無い島だった。
以前、一度だけ瀬底大橋を渡って島の様子を見に行ったことがある。
ちょうど大型リゾートホテルの開発プロジェクトが頓挫した直後で、途中まで工事の進んで廃墟となった建物が異様な雰囲気を醸し出していた。
そして、ビーチでは悪質な業者が入り込み、駐車場への誘導やパラソルの貸し出しなどを行っていた。
という訳で、瀬底島にはあまりいい印象を持っていなかった。
それから数年経ち、沖縄に移住しダイビング三昧の生活をしている友人から「瀬底島の海は素晴らしい」という話を昨年聞いた。
怪しげな業者も今はいないらしい。

幸喜ビーチカヤックは本部にあるホテルのビーチを借りて出す。
車で向かう途中で幸喜ビーチに立ち寄り、何度も出艇に使っていた浜の様子を見た。
今は砂が積もっているだけじゃなく、ハマヒルガオが生い茂り、益々以前の面影は無くなっていた。
以前の様子はコチラ。
LUEを目指せ2012 1日目〜幸喜ビーチからLUE〜

本部ホテル前のビーチは勝手に使えないので、スタッフの了解をもらって営業の邪魔にならない場所からカヤックを出した。
今日も北東の風が吹く予報だけど、なんと雨は降っていない。
北西にバウを向け、まっすぐ瀬底島に向かう。

瀬底島瀬底島30分で瀬底島に到着。
島の手前は、水納島で見るような青い海が広がっている。
とりあえず、カヤックの長さほどしか奥行きがない白い砂浜に上陸して第一歩を印す。

瀬底島瀬底島時計周りに進んで行く。
侵食された岩がヒサシの様に出っ張っている。
瀬底島は、島の北側の海が荒れる事が多いと聞いていたけど、一周回った感想としては、侵食度合いは北側も南側も同じような感じだった。

瀬底島 水納島水納島が見える。
この場所からは3.7キロくらいしか離れていないので、真面目に漕いで行けば30分で着く。
でも、なんだか遠くに感じる。

瀬底島 瀬底ビーチ瀬底島 瀬底ビーチ瀬底ビーチの南端で昼飯休憩にする。
ビーチのだいぶ手前に水深の浅い場所があり、いったんカヤックを降りてロープでカヤックを引っ張り、その後もう一度カヤックに乗り込んで上陸した。
雲が多いので海があまり輝いていないのが残念。
それにしても、ここでキャンプができたら、水納島や伊江島に沈む夕陽が見れて素晴らしいだろう。
ただし、沖縄の西海岸は全般的に流木が少ないので焚き火はできない。

瀬底島 cave beach瀬底ビーチが終わり、侵食された岩の間に小さな砂浜が点在している。
日によっては、下のストリートビューのように海水浴の人達がいることもあるようだ。
これだけ岩が侵食されていると、どこかしらに日陰があるので、タープを持っていなくても大丈夫。

[Googleストリートビュー]
1枚目
2枚目

瀬底島 アジサシ風に向かって翼を広げるアジサシ。

瀬底島カヤックが東を向くと向かい風が強まり、北からピッチの早い波が押し寄せて来た。
島の反対側とは全く違った海況で面白い。

瀬底島 瀬底大橋本部港北東の海岸を回り込み瀬底大橋の下まで来ると、風も波も嘘のように無くなってしまった。
大きなフェリーが停まっている本部港の前は通りたくないので、少しだけ南下してからホテルの方向にカヤックを向けた。
Googleの地図は、まだ最新のものに更新されておらず、実際は帰りのルート上には新しい防波堤が出来上がっていて、その近くにクレーン船が停泊していた。

本部 夕陽本部 夕陽ホテル前のビーチに戻って来て撤収していると、梅雨真っ只中とは思えないような青空になった。
そして、美しい夕陽がビーチを照らし始めると、ホテルに泊まってる人達が集まり始めた。
宿泊客には韓国や中国の人が多いけど、美しいものに感動する気持ちに国籍は関係ない。

瀬底島一周 カヤック