民主主義を守る戦い 〜首相官邸前デモ〜

IMG_4498.jpg3月13日、2つの打ち合わせをこなした後で、首相官邸前で行われたデモに参加してきた。
あまりに酷い政権に対し抗議する為だ。
2015年は安保法制の時に、何度か国会議事堂前まで行った。
もの言う人達
狂った選択 〜安全保障関連法 可決〜

今回のきっかけは、3月2日にスクープされた朝日新聞の記事だった。
このスクープは、今月末に公開される映画「ペンタゴン・ペーパーズ(原題は「The Post」)」を彷彿するような強烈なもの。
朝日新聞は、メディアとしてのプライドを貫き、勇気あるスクープをした。

ビールも飲まずに国会議事堂前駅に着いたのは18時半。
改札を出ると、官邸方向への出口は警察官が立ち並び、出口を使わせないようにしている。
どうも、警察は国民を守る為の組織ではないようだ。
仕方がないので、国会議事堂側へ出る出口から地上に出た。
19時の開始時間にはまだ早かったので、一旦霞が関の交差点に行き、ぐるっと一回りして首相官邸に向かうことにした。
閑散とした首相官邸の裏路地でも、ところどころに警察官がいる。
官邸前の交差点では、狭い歩道から溢れんばかりにデモ参加者が集結し、シュプレヒコールをあげている。

交差点から離れた場所に行き、デモの列に並んだ。
周りにいる人達は、若い人から年配の人まで年齢はマチマチで、私と同じように、静かにその場に立って無言の抗議をしている。

この問題は、単に8億円の値引きがあったかどうかというものではない。
一国の首相が国民に嘘をつき、その嘘を隠す為に政権と官僚が国会と国民を欺いたかどうかを問うものだ。
この国では、すでに首相自ら憲法を守らず、三権分立のうち行政と立法の独立性が壊され、ひょっとしたら司法も壊れているかもしれないという危機的な状況にある。
日本の民主主義は "おままごと" の様なものではあるけど、この問題がうやむやにされることがあれば、そのおままごとの民主主義すらなくなってしまう。
民主主義を守る為、私たちは声を上げ続けなければならない。

(あとがき:2018-3-14)
3月14日、朝日新聞は3月2日のスクープに続く第二弾のスクープを報道した。

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