パドルは雨降りの前に 〜葉山周辺〜

来る日も来る日も雨ばかりで嫌になってしまう。
すっかりコロナ前の乗車率に戻った電車でマスクをして通勤するのは楽しくないので、最近は車で通勤することが多い。
仕事的には自宅にいても同じ事はできる。しかし、性格上一日家の中にいると病気になってしまうので、毎日通勤している。
そして、事務所では一人なので、マスクをするのは近くの郵便局に行く時と、帰宅途中で家飲み用のつまみを買う時くらい。
一日中マスクをしている会社勤めの人や接客業の人に比べれば、天国の様な境遇なのは承知の上で、声をあげたい。
「マスクはもうやだ〜!!」

7月13日 月曜日、今日も午後2時頃から雨が降る予報だけど、午前中は曇り。
珍しく、海は風も無く穏やか。

IMG_3772.jpgいま三浦の駐車場事情は、夏期料金とコロナによる閉鎖の二重苦で、海岸近くに駐車できる場所は、それほど多くない。
今日向かったのは、森戸北浜にあるコインパーキング。
平日の8時から20時までは800円の固定料金でリーズナブルなのだが、今日は早めに海に出て早めに撤収しなければならないので、固定料金時間帯の前に到着し、7時にはカヤックを海岸に運んだ。

P7130002.jpgなぜか散歩をする人がいない静かな浜からカヤックを浮かべ、久しぶりにパドルを握った。
今日イメージするルートは、稲村ヶ崎で折り返して、海岸線をなめながら戻るか、気分次第では名島に向かう。
月曜日なので、カヤッカーはいない。
いつもわんさかいるSUPは、同じ浜から出たフィッシングの人が一人だけ。

P7130003.jpg例によって、究極のソーシャル・ディスタンシング。
もっとどんよりした曇り空を想像していたけど、思いのほか明るい。

P7130005.jpg稲村ヶ崎に到着。
時々ウネリが入ってくるので、近づくのはやめておく。
近くで一人浮かんでいたサーファーが、そのウネリに乗ってロングライドを決めていた。

P7130008.jpgそのままコースタルに、坂ノ下に向かう。
ますます明るくなってきて、時々薄日も射してきた。

P7130014.jpg逗子マリーナを過ぎた辺りで気分が変わり、名島に向かうことにした。
赤い鳥居に向かってカヤックを進める。
名島の近くには、釣りボートがたくさん浮かび、皆さん脇目も振らず竿を振っている。
岩礁の間を通って島の南側に抜け、波の中で必死に漁をするカワウ(?)を観察しながら北浜に戻った。

P7130019.jpg相変わらず誰もいない静かな浜に帰還。

IMG_3774.jpg雨が降る前に撤収しようと思い、駐車場にカヤックを運んだところでこんな青空が現れた。
撤収する数十分の間で、足が日焼けするという嬉しい誤算である。
そして、鐙摺食堂で昼飯を食べ、車に乗り込んだ途端、雨がポツリと落ちてきた。
残りわずかかもしれない運を "晴れ男" で使い切りたくはないが、怖いぐらいの晴れ男っぷりに我ながらビビる。
さて…足元はビーサンだけど、事務所に行って仕事でもしますかね。

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