渡嘉敷島の休日 慶良間2日目〜阿波連ビーチから渡嘉志久ビーチ〜
渡嘉敷島2日目の朝。
昨日とは違い朝から青空が広がっているが、このキャンプ場ではテントのジッパーを開けても "公園の芝生" が広がっているだけで、感動するものが何も見えない。
風予報では、午前中が北東風9メートルくらいで、午後には東風6メートルくらいまで下がるらしい。
よしよし。
今日は渡嘉志久ビーチの方向へ北上し、無人の浜でノンビリしよう。
港行きのバスは16時に出るので、14時くらいまでに戻ってきてテントやカヤックを撤収する。
しっかり朝飯を済ませ、カヤックのある海岸に向かった。
穏やか!

持っていくものは、いつもの "DAYツーリングの荷物" + "スノーケル3点セット" のみ。
身軽で楽ちん。
デジカメ TG-310が修理中なので、今回の旅の写真はiPhoneで撮っているが、夕暮れ時など暗い中での撮影はイマイチ。
いちおう、被写体にレンズを向け暗い部分をタップしてフォーカスすれば、その部分が明るくなるように露出を調整してくれる。
ただ、どうも不自然な感じになってしまうので、この機能はあまり利用していない。
また、LIFE PROOFを装着しているので、海中での撮影もできるが、あまりキレイに撮れないし、動画の撮影はまったくダメ。
ちなみに、海中でのシャッターは画面上ではできないので、音量調整ボタンを押してシャッターを切る。


今日の干潮は10時半ころ。
海底まで明るく照らされた浅瀬をゆったりと漕いでいく。
風は気になるけど、阿嘉島や安室島にも渡れそうな感じ。
ただ、そうなると漕ぐだけで終わっちゃうのでやめておく。
沿岸を進み、ケラマブルーの海にどっぷり癒されたい。

渡嘉志久ビーチに到着。
珍しくビーチサイドに建っている宿「とかしくマリンビレッジ」でビールを買って、ケラマブルーに輝く海を眺める。
ダイビングの船が何隻か来ている。

渡嘉志久ビーチを出発。
iPhoneを頭上に掲げて、ケラマブルーの海を映してみる。
海底を眺めながら漂うように漕いでいると、真っ白な砂の海底をウミガメがゆったり泳いでいた。
静かな時間がここにはある。


誰もいないヒジュイシビーチに上陸。
白いサンゴの砂浜と、どこまでも透き通っている海、青い空、白い雲…本物の自然に囲まれて何も言う事はありません!
ここにいることにした。





海の中は、サンゴも魚達もみんなカラフル。
岸に近い場所でも、極彩色の世界が広がっていた。

こんな場所で飲むインスタントコーヒーは、どんなおしゃれなカフェやテラスで飲む、コーヒーでもかなわないくらい旨い。
モンパの木に吊るした、シーソックやスプレースカート、そしてPFDもパリっと乾いた。
あ〜、このまま持って帰りたい。

阿波連に戻ってきた。
上陸すると旅の終わりのような気がして、少しの間、5日ぶりに風が無くなった海上に浮いていた。
けっきょく今日は、たいした風も吹かず穏やかな一日だった。
この数日間、天候的には残念だった気もするけど、少しだけでも船を浮かべ、のんびりとした時間をプレゼントしてもらったので良かった。
予定通りに撤収し、元通りにパッキング。
帰る客に興味はないのか、猫達の見送りはなかった。

高速船だと、渡嘉敷港から泊港まではたったの35分。
あっという間に、"大都会那覇" に帰ってきてしまう。
ゆうパックの人にカヤックを預け一段落。
これで、ホテルの部屋がだいぶ広くなった。
(旅を終えて)