非日常が日常になる日

DSC03952.jpg(photo:イイダー)


シーカヤックを始めてから、自然の中で過ごす時間がものすごく増えた。
1年間に50日くらいは "非日常" の世界にいるかもしれない。
心の底から癒されている。
目にするもの全てが美しい。

日常の世界は、美しくないものが多い。
くだらないことを1年中垂れ流しているテレビ、なにも決められない政治、ぎくしゃくした人間関係が引き起こす事件、人を思いやらない人達…。
美しくない。

お金持ちが、これ見よがしに身に着けている宝石やアクセサリーは、水辺に浮かんでいる鳥の羽1本にもかなわないってことなど、とっくの昔に知っている。
そうなると不思議なもので、"非日常" の世界が、本当は自分の求めている日常なんじゃないかと思えてくる。
少しでも長く、その世界にいたい…そう思ってしまう。
あぶない、あぶない。

以前、ならまた湖のツアーに参加した時のガイドさんが言っていた。
「歳をとってから、野田さんの本を読むと危険なんですよ。」
自分も、そのパターンなのか?
あ〜あぶない、あぶない。