今そこにある安心感

松原商店街 ある日の松原商店街。

ここに来ると、いつも同じオバサン、オジサン、オニイサン達が店頭に立ち、元気を振りまいている。
声を出してても、出してなくても関係ない。
いつもの顔が、そこにあるだけで、なんだかホッとする。

お役所の人達は、税金の使い道が無いのか、それとも "キレイ=居心地がいい" と勘違いしているのか、どうもおせっかいな町づくりが好きだ。
再開発された町からは生活感が無くなり、個性の無い同じ顔の町ができあがってしまう。
無機質で人間臭さがないという言い方をしてもいい…要は、つまらない。


野毛のある、京急線の日ノ出町駅前にも再開発の話が出ている。
これは、地元 "地権者" の提案を受けて、横浜市が話に乗った形のようだが、こんな事をやってしまったら、戦後から続いた不滅の飲み屋街である「野毛」がダメになってしまうかもしれない。
ちなみに、プータロー(元々は風太郎)という言葉はこの町から生まれた。

自然と同じように、一度壊してしまった風俗や文化は二度と取り戻せない。
お願いだから、そっとしておいて欲しい。