黄金色の諸磯と宮川パンチ

2012年5月19日。
夏の様な日差しが降り注ぐ城ヶ島でワンチャンと合流。

朝8時前に始めた組立の時から、既に私の出で立ちはショーツに半袖の夏モード。
先週の奥利根湖では、冬モードで組立していたことがウソみたいだ。

P5190003.jpg パックカートを使ってカヤックを白秋海岸まで運び出艇。
ワンチャンの希望で、まずは諸磯に向かうことにした。

三崎の防波堤灯台を回っても海は穏やか。
空は快晴。

IMGP0851_2.jpg(撮影:ワンチャン)
諸磯の灯台下に上陸。
この時間の潮位は16センチで、ご覧の様な有様。

P5190007.jpg P5190008.jpg 諸磯の潮は、いつもに比べて透明度は低い。
「朝に比べてだんだん濁ってきて、魚もいなくなってしまいました。」
と、銛を片手に魚突きをしていた人も、トボトボと海から上がって来た。

しかし、それでも透明度はご覧のような感じ。
写真で見ると、陸上と海中の区別がつきません。

IMG_3361.jpg IMG_3363.jpg 諸磯の海岸を歩いていて見つけた不思議な生き物。
もう死んでいたけど、表側は綺麗な花模様になっているし、裏側はまるでパンみたい。

家に帰ってから調べたところ、これは「タコノマクラ」と言って、ウニやヒトデの仲間らしい。
そして、この棘皮動物は、美しい形をしていることから売られていたりする。
よしっ、これからは磯に上陸する度に探してみることにしよう!

P5190012.jpg 今日は14〜15時くらいから南西が上げて来るという風予報。
しかし、空気の感じはもっと早い時間から上げて来るような感じがする。

昼飯は城ヶ島の裏側で食べようと思っているので、10時20分には黄金色に輝く諸磯の海を後にした。

P5190013.jpg 諸磯から三崎までは、往路とまったく違う海になっていた。
風で押された波が次々に押し寄せ、三崎堤防脇では複雑な三角波が立ち上がる。
そこに波長の短い波がブレークしてきて、脇腹に当たった波のしぶきが肩や顔にかかる。
これでは、長津呂崎は難しそう…。
白秋海岸に戻ることにした。

昼の白秋海岸にいるにもかかわらず、定番のそば新には行かず、持って来た食材でウインナーカレーを作って食べた。
昨日飲み過ぎたせいかビールの味がイマイチわからない。

食後は、宮川湾にショートツーリング。
やはり、城ヶ島の風よけがなくなると、それなりの風と波が待ち構えていた。
これでは帰りも大変そうなので、さっさと白秋海岸に戻ることにする。

宮川湾と三崎港の間の岩礁地帯を通過する際、大きな波に左前方からパンチを食らい、危うく転覆しそうになった。
そして、その衝撃でデッキバッグに入れていた水筒がカヤックから飛ばされ、後ろにいたワンチャンが拾ってくれた。
いつもすみません。

IMG_3366.jpg