困った時は粟島だ 2日目〜釜谷から内浦〜
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粟島2日目の朝。
朝飯の前に、気になっていた釜谷キャンプ場を見学してみることにした。
虫は多いのかなあ…キャンプ場は釜谷の集落から700メートル離れている。
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途中で見かけた漁師が使う道具?
なんだかスゴイ仕掛けだけど、これはいったいどうやって使っていたんだろう。
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緩やかな坂道を上り、なぜか「小倉町キャンプ場」と書いてある看板の所を海に向かって下っていくと "それ" はある。
釜谷キャンプ場は、"えっココがキャンプ場?" っていうくらい何もないキャンプ場だった。
施設としてあるのは、小さなトイレと水場だけ。
トイレの横にある水道にホースが1本つながれているけど、シャワーの代わりにこれで水を浴びろってことなのかな?
水場は水道ではなく、山から水を引っ張って流しているだけ。
果たしてこの水は飲めるのだろうか?
これはキャンプ場じゃないね。完全に放置されてる。
この日キャンプしていた4組みのキャンパーは海岸の斜面にテントを張っていた。
残念ながら人影が見えなかったので、居心地を聞いてみることはできなかった。
虫も多そうなので、ここでキャンプする人は、相当にタフな根性の持ち主じゃないとダメかも。
デリケートな自分にはとても一晩過ごせそうもない。
粟島はキャンプはしないで民宿に泊まる!…これが正解!
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![IMG_5180.jpg](/assets_c/2012/09/IMG_5180-thumb-400x300-4269.jpg)
早朝の釜谷海水浴場には少し波が立っていたけど、カヤックを準備する頃には穏やかな海に戻っていた。
フェリーの出航は15時半。たっぷり時間があるので、ノンビリと内浦に向かうことにする。
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出てすぐの所にある山の右側にある水路。
これは行き止まり。バックして戻る(^^
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今日も潮の透明度は絶好調!
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![P9160083.jpg](/assets_c/2012/09/P9160083-thumb-400x300-4281.jpg)
"キャンプ場" を過ぎると、すぐに粟島のランドマークである立島が見える。
この特徴的な形の島にはオオミズナギドリのコロニーがあるが、今回も姿を見ることはできなかった。
この時期はヒナがかえり賑やかなはずなのに…、山肌に残った主の白い糞が見えるだけだった。
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日本海の沖を見る。どこまでも漕いでいけそう。
そういえば、越佐海峡でフェザークラフトをサメにかじられた人がいたはず。
まあサメなんてどこにでもいるので、遭遇して襲われないように祈るだけ…。
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この洞窟は去年入ってみた。
水の色が異常に蒼い!
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海底には丸い石がゴロゴロしていて、まるで川の底みたい。
東海岸では潜ってないけど、西海岸の海の中にはだいたいこんな石がある。
どのような浸食でこんな海底ができたんだろう?不思議だ。
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この様に見事な柱状節理もある。
これは陸上に露出しているものなので、当然海底にも連なっているだろう。
これが海底で波に揉まれ浸食されると丸い石になるのだろうか?
自然は不思議なことだらけで飽きない。
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粟島観光のポスターにもなっている岩礁地帯に入った。
この場所も去年と違って水害ゴミはまったく浮いておらず、本来の美しい風景を見せてくれている。
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数艇のカヤックとすれ違った後、小さな入り江に入って休憩した。
スノーケルを付けて水の中を覗いて見たけど、この場所に魚はいない。
いったいぜんたい粟島の魚達はどこにいるのだろう?浅瀬にいるような魚は少ないのかな?!
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ノンビリと漕いでいると、いつのまにか正面に大きな陸地が見えている。
本州ってこんなに湾曲してたっけ?…と地図を思い浮かべてみるが、どうもピンとこない。
ふとデッキコンパスの針を見ると「東」を指している。
そしてあれよあれよと言う間に「南」を指し、内浦の港が見えてきた。
えっもう、鳥崎を越えちゃったわけ?!
このままゴールするのはもったいないので、ゴロタの海岸に無理矢理上陸してノンビリした。
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昨日の出艇場所に戻り撤収。
乾かす道具は日向でいいが、カヤックは温泉脇の日影まで持っていって分解した。
去年はフェリーの時間を間違い、撤収後温泉に入っている時に汽笛が鳴って乗り遅れてしまった。
今年は何度も時間を確認しているから大丈夫…なはず。
(3日目につづく)
(あとがき:2017-8-20)
粟島では下記のような制限ができました。
これから粟島でシーカヤックをしたいと思っている方は、トラブルにならないように十分気をつけて下さい。
⇨粟島海域レジャーに関する海面利用協定