嵐の前の屋形船

屋形船に誘われた。
誘ってくれたのは、去年沖縄で知り合ったカナリアたち。
数時間を共に過ごしただけの私を覚えていてくれて、ありがとうございます。
⇨カナリアたちの日

ところが、時期的には「お花見クルーズ」になる予定が、今年は桜の開花が異常に早く、残念ながら「葉桜クルーズ」となってしまった。
また、それに輪をかけ、日本列島に爆弾低気圧が近づき、ひょっとしたら大荒れの天気になるかもしれないという予報。
屋形船で遭難しない事を祈りながら、門前仲町の船着き場場所に向かった。

屋形船は人生2度目。
前回は夜の船だったけど、今回は12時出航なので、真っ昼間から刺身や天ぷらを肴に酒を飲む。
いい事だ！

このイベントは17年も続いているらしく、ほとんどの人が顔見知り。
新参者の私は、面白くもなんともない自己紹介をして、中央の席に陣取った。

家をでてからここまで雨なし。
今回も晴れ男っぷりを発揮しているらしく、風もそれほど吹いていない。

船頭さんからルートの説明があり、通り抜ける橋の名前を教えてくれた。
いくつか知っている橋の名前があったが、隅田川を通って、スカイツリーの近くまで行くって事くらいしかわからない。
とりあえず、いつものようにGPS-Trk2を起動させてみた。

ブロロロ…とエンジンが唸って、船が動き始めた。
運河を通り、隅田川に出る…と漠然と思っていら、だだっぴろい場所に出た。
そして、なんだかよくわからない建造物が続いている。

これは何なんだろ？カヤックで行ってみたら面白いかも。

スカイツリーの真ん前で停泊。
雨が降っていないので、船の屋根の上に出てみた。

桜は見頃が終わっているので、花見をしている "地上の人達" はいない。
聞くところによると、停泊できる場所は決まっているらしい。

いろんな形の屋形船や遊覧船が行き来する中を、水の上の暴走族が通過中。
水上バイクは川でもやるんだね。

さて、この場所でカヤックを浮かべるのはどうだろう…。
川の水は、それほど汚れている感じはしない。
ただ、場所によっては航行する船が多いので、引き波には注意しないといけない。
また、カヤックを乗り付けられる場所が多くななさそうなので、下町の運河ツアーは入念な下調べが必要かも。