大人の遠足 2日目〜三ツ峠〜

日曜日の朝。
まだ雨が降っている。

朝7時に予約した朝飯時間に向け、ポツリポツリと隊員がベッドから抜け出してきた。
朝風呂に入る者、テレビで天気をチェックする者、だら〜とテラスで茶をすすっている者など、思い思いに時間をつぶしている。
出発は8時。
山登りへの出発時間としては遅いが、天上山まで連れて行ってくれるロープウエイが9時にならないと動かないので仕方がない。

IMG_7983.jpg 8時までの時間をつぶせなかった隊員達は、ロープウエイが動き始める30分前に、出発駅へ到着してしまった。
山の上では、"12〜13時の晴れマーク" に向け、雲り空の裏側で太陽が頑張っている。

ロープウエイは、営業時間が9時から…というだけで、9時に始発ではない。
帰りに母の白滝経由で下山すると、ロープウエイ乗り場まで戻るバスの時間に間に合わないので、往復のチケットを購入することにした。
自分的には、山登りで同じルートを往復するのは、とても珍しい。

PA060003.jpg PA060005.jpg ロープウエイの終点駅から登山開始。
眺望ゼロの山道を歩く先頭は、リベンジ練習中のシュニン。
ヘラヘラしている割には、コースタイムをがっつり下回るハイペースで歩いている。

PA060016.jpg PA060020.jpg 登山道の両側には、食べられそうなキノコも生えているが、この白いキノコは明らかにヤバそう。
後で調べてみたら、ドクツルタケという猛毒キノコだった。

白い花は、キンポウゲ科のサラシナショウマ。

PA060017.jpg PA060022.jpg 雨男の山岳ブチョウからガイドを受ける私。
ところどころで青空が広がり、木々の間からは山並みが見えてきた。

PA060019.jpg このルートは急な登りはほとんど無く、平坦な尾根道が多い。
その分距離が長く、頂上までは時間がかかる。

ググ〜ンと一気に高度を稼いだ方がいいのかは意見が別れると思うけど、昨夜のアルコールが残っていそうなブチョウにはピッタリなルートの様な気がする。

PA060023.jpg 木無山山頂手前のベンチで昼飯。
何故か仏頂面の私と、必ず変顔で写真に収まるシュニン。
ビールとワインが美味い!

PA060025.jpg PA060028.jpg 木無山からの眺望。
やっと晴れ間が広がってきて、屏風岩も見ることができた。

登りはここでおしまい。
富士山は、まだ姿を現してくれないので、誰も "三ツ峠山山頂まで行きましょう〜" と言わない。
疲れちゃったのね。

PA060033.jpg さて、同じルートを通って帰りましょう。

PA060040.jpg PA060042.jpg 帰途途中にある鉄塔まで来たら、やっと富士山の勇姿を見ることができた。
やっぱりとてつもなくデカイ。
できれば雪を被っている富士山を見てみたいねえ。

PA060048.jpg ロープウエイの乗り場までもう少し。

尾瀬リベンジの練習ができたシュニンは、モンベルのクラッシャーハットが妙に似合っていて、まるでニュージーランドにいるガイドさんの様だ(見たことないけど)。

16時に無事全員下山。
なんとか天気も回復してくれたので、まあまあ楽しめた。
そして、初めて使った「グレゴリー -GREGORY- オールデイ」はとってもグッド!
容量も十分だし、使い勝手がいい。
JONES引退 -グレゴリー オールデイ-


温泉、夕飯を済ませた帰りの車中。

シュニン「今度は反省会ですね」
隊員たち「そうですねえ やりましょう」

ふむ…彼らには必ず反省することがあるらしい。