三浦キャンプも悪くない 三浦1日目〜三戸浜から葉山〜
そもそも会社自体が休みな人、計画通りに仕事を進めている人は、26日から長〜いゴールデンウィークになる。
どっちにも該当しない私は、とりあえず普通の週末のはずだったのに、日曜日の午後から家庭サービスのイベントが入った。
天気は土日共ポカポカで、海況もバッチリっぽい。
さて、どうしましょ?
南伊豆へキャンプツーリングに行くタケさんにお供しようかと思ったけど、日曜の昼までに帰るのは至難の技なので、残念ながらパス。
仕方が無いので、3年ぶりに三浦でキャンプツーリングする事にした。
出艇はいつものように三戸浜で、ゴールは駅までの道が平坦な逗子で決まり。
三崎口駅でタクシーを待っていると、メールが一通飛んできた。
「データベースサーバーが1台ヘロヘロになってますぜ。(実際はこんな口調ではない)」
技術サポートのスタッフに指示を出しながらカヤックを組立てたので、30分ほど出発が遅れてしまった。
それにしても…またも荷物がデッキ上にあふれている。
そもそも荷物が多いのか?はたまたパッキングが下手なのか?
ちなみに、今日のウェアリングは、パドリングジャケット無しでショーツに裸足&パドリングシューズ。
待ってましたの夏スタイル!
三戸浜は、風も無くベタ凪ぎで潮の透明度もまあまあ。
時々、スタッフからの電話でPFDのポケットに入れているiPhoneがブルブルと鳴る。
電話の相手は、まさかこっちが海の上で受け答えしているとは、これっぽちも思っていないだろう。
ドンドン引きの前辺りでも、プカプカ浮きながら電話サポート。
景色が楽しめませ〜ん。(悲)
荒崎を回り込んで、今日の小田和湾はどんなもんでしょ?
おお〜珍しく風がない。
今日は近くに風男がいないようだ。
⇨風男は誰だ? 〜三戸浜から森戸〜
笠島。
ウミネコ達のすぐ脇を通過しても、奴らは逃げない。
この近くにある天神島は「臨海自然教育園」になっていて、温暖な海辺で育つハマオモト(ハマユウ)を保護している。
実際は、笠島の回りも保護区域に指定されているので、こんなふうに島に近づいてはいけない。
ちょっとだけゴメンナサイ。
久留和の辺りでは赤潮が発生していた。
ここでも電話がなり、しばし赤潮の中を漂流しながら仕事をしてしまった。
ワンチャンに電話すると、久留和に戻っているとのこと。
どうも久留和〜秋谷の間を行ったり来たりしていたらしい。
合流してすぐに北上する。
この辺りの海は、三戸浜近辺よりも濁っていた。
でも海の色はきれい。
岸沿いをゆったり漕ぎ進み、長者ケ崎で休憩することにする。
上陸すると、南風が上がってきた。
ちょうど同じ時に上陸してきたウエストショアスタイルの西堀さんが一言。
「ずいぶん南が上がってきちゃいましたね〜」
「今日こんなに吹くって予報でしたっけ?」
「海快晴ではそうなってませんでしたね、GPVの方ではわからないけど…」
お昼時ってこともあり、沢山のカヤッカーが上陸してお弁当を食べ始めた。
少し早いけど、我々もコンビニのお弁当を広げた。
私は当然ビール付き。
昼飯を食べ終わっても誰も漕ぎ始めない。
み〜んな浜でグータラしては雑談している。
ポカポカ陽気なので、こんなふうにしてダラダラ過ごすのも悪くない。
西堀さんに聞いたところ、長者から久留和に続く海岸は、今では砂が減ってしまっているけど、久留和の堤ができるまでは、なだらかな砂浜の続くきれいな海岸だったらしい。
そして今では海岸の浸食を食い止める為に、海岸線を工事している。
⇨横須賀・葉山の海を守る会(スカ海)
美しい海岸線は、なんとか守り、できれば昔の姿に戻したいなあ。
ワンチャンの車は、大枚1000円の連休特別料金を払って久留和の駐車場に停めてある。
しかし風は落ちず、久留和の方角はビュービューの風が吹いている。
距離はないので、岸沿いに戻れないこともないけど、結局ワンチャンは葉山公園で撤収して、歩いて車を取りに行くことにした。
その間、私はワインをチビチビやりながらお留守番。
ワンチャンと別れ、さて私は本日のキャンプ地に向かいましょう。
ものの5分でキャンプ地に到着。
南風を避けるため、こんもりした小山の脇にテントを張った。
この小山、たしか以前は左側の小山とくっついていて向こう側の海岸とは繋がっていなかったような…。
ちなみに3年前の同じ場所の写真はこれ。
だんだんと浸食が進んでいる。
いまでも時々ザザ〜と崩れているので、この小山の脇にテントを張るのはちょっとリスクあります。
陽が沈んできたので焚火開始。
ちょうど誰かが使った石組みがあったので使わせてもらう。
流木は浜中を歩き回って集めた。
モヤシを炒め、ハムステーキやパンを焼いてビール、そしてワインをやる。
風も気にならず、なかなか気持ちがいい。
伊豆に行っているタケさんに電話すると、予定通り弓ケ浜から石廊崎を回り谷川浜でキャンプをしていた。
すでに酔っぱらっている。
場所は違えど、焚火を囲んで酔っぱらっているのは同じだ!
夜が更けても、8キロ離れた134号線では車の列が続いている。
向こう側では帯になった明かりがひっきりなしに流れ、こっち側は焚火の薄暗い明かりがポツンとあるだけ…。
三浦の西海岸、それも葉山の近くでこんなキャンプができるなんて、三浦も捨てたもんじゃない!
(2日目につづく)