キャンプの日 南三浦1日目〜三戸浜から毘沙門〜
一ヶ月前、ココでキャンプしてみたいと思った。
⇨火照った体をリフレッシュ
天気だけでなく、珍しく海況もよろしげな三連休。
流木はたっぷりあるけど、あまり居心地の良さそうじゃないこの海岸に行ってみることにした。
ダメ元で、いつもの仲間に声をかけてみると、ワンチャンとハマちゃん親子が参加表明してくれた。
ロンリーキャンプのつもりだったのに、楽しいキャンプになりそうな感じ。
それにしても…ハマちゃんは、青森遠征から帰ってきたばかり…すっげ〜タフ!
その他の連中は、海外遠征を控えていたり、能登へ遠征に行く予定だったり、四万十川のカナディアンカヌーツアーに行っていたりと、相変わらず皆さん羨ましい。
当日、いつも電車で移動しているハマちゃんは三戸浜へ直行。
ワンチャンと私は三浦海岸駅のマーケットで買い出しをしてから三戸浜に向かった。
三戸浜では、既にあっちこっちで「この連休はずっといますぜ」的なテントが張られ、まるで真夏の様な雰囲気。
無料に戻った駐車場にはカヤックのツアーにやってきた人達の車も停まっている。

今回は、天気も海況も心配ないので計画はいたってシンプル。
城ケ島で昼飯を食い、のんびりと移動、早めにキャンプ地に着きましょう…って感じ。
ワンチャン、ハマちゃんとは、5月以来のキャンプツーリング。
⇨夜と朝を感じる旅
今回もよろしくお願いしま〜す。


先週に引き続き、今日の潮も透明度は絶好調。
富士山は見えないけど、雨男のイイダーが遠く四国に行っているせいか、天気は快晴で気温も快適だ。
週末に限って言えば、三浦半島では1年に1度あるかどうかというベストコンディションの海が広がっている。
この連休でカヤックショップのツーリングに申し込んだ人は、宝くじが当たったくらいの "超ラッキー" だ。
今日のハマちゃんは、息子さんと一緒なので舟はJava。
見た目は不安定な感じに見えるJavaだけど、意外に安定しているらしく、波があっても足を広げて海に浸ければより安定するらしい。
それにしても、キャンプ道具を満載した大きな荷物をリアデッキに積んでいるにも関わらず、喫水線が水面と平行なのにはビックリする。
ただ、沈してカヤックが完全にひっくり返ってしまった場合、この荷物が邪魔をして、カヤックを起こすのは大変らしい。

諸磯の透明度も絶好調。
灯台近くの浜にはテントやタープがいっぱいで、そこら中でスノーケルが動き回っている。

城ケ島に到着。
ん〜〜三戸浜から城ケ島に来たのは今年1月のツーリング以来になる。
⇨We love river 2014年初漕ぎ


珍しくブーマー無しの城ケ島南岸。
腹ぺこ隊は、すましと海岸に向かって進行中。


それぞれが持参したお弁当で食事を済ませ、再び穏やかな海に浮かんだ。
今日の城ケ島南岸は、どこを通ろうと安全・快適・問題無し。
せっかくなので、隠れ岩を避けながら岸べたを漕いで行く。


ほどなく本日のキャンプ地に到着。
ほとんど干潮時間だったので上陸作業は少しだけ難儀した。
カヤックから荷物を出し、安全な場所までカヤックを移動した所で考えた。
ふむ…キャンプ地は本当にココでいいのだろうか?
ハマちゃんは、何度も三浦でキャンプをしているけどココは初めてで、お好みは近くにお風呂がある場所らしい。
ちなみに私も基本は同じ。
でも、最優先は「人がいなくて焚火ができること」。
ココは「三浦岩礁のみち」のルートになっているので、明るいうちはハイキングしている人が何人か通る。
流木は多いけどゴミも多い。(中国のペットボトルがあったけど、どんな航海をしてこの海岸に辿り着いたんだろ?)
フナムシもいるしアブっぽい虫も飛んでいるし、湿った場所ではカニもガサゴソやっている。
「どうしましょう?すましと海岸の方がいいですかね?」
しばし思案…。
「すましと海岸は何度かキャンプしたことあるし、せっかくだからココでもいいのでは?」
ハマちゃんの一言が背中を押してくれた。
「はい!ココをキャンプ地としましょう!」

そうと決まれば、それぞれお気に入りの場所にテントを設営。
ワンチャンは、すでに椅子も広げて飲む気満々の様子。
ハマちゃんが水の調達と冷えたビールを買い出しに行くと言うので、お言葉に甘えて余分にビールを頼んだ。
今日は夏がぶり返したように暑いので、ビールは一番のご馳走になる。
ありがとうございます。

焚火と冷えたビールで気分も盛り上がってきた。
釣果はゼロだったけど、ワンチャンが面白がって岩からひっぺがした "バカでか傘貝" を網で焼いて食べる。
能登はあいにく雨模様のようで、キッカーはノドグロやイカの丸干しを肴に車中泊。
四万十川の河原でキャンプしているイイダーは、今日2回沈した罰でバーボンを2回ラッパ飲みさせられたらしい。なんだか楽しそうなツアーだ。
三浦では、三戸浜でも諸磯でも沢山の人がキャンプをしているだろうから、今日は正に「キャンプの日」。
そして、今いるこの場所は三浦でも一番ワイルドな海岸のはずだ。
(2日目につづく)
