片腕になった日

まずは本日の結果から…

IMG_7254.jpg 幸運にも骨折はしなかった。
ただ、レントゲンでは今回が原因かどうかわからない骨の突起があり、また数日後にヒビが入る事もあるらしいので、添え板ではなくて、治りの早いギプスで固めてもらうことにした。
この状態で2週間過ごし、その後添え板で1週間。
ん〜カヤックシーズン到来と宣言したばかりなのに、私この先3週間はパドルを握れません。(トホホ)

では、事のいきさつから…。

P9210001_20140921.jpg 台風が近づいている週末。
タケさんはカナダへ旅立ち、キッカーは隠岐でちゃぷちゃぷ遊んでいる。
ちなみに、タケさんは、超過料金なしでウィスパーを空輸する事に成功したらしい。
また、キッカーは浸水癖のあった年期物のマジェッタを改造するだけでなく、自作スケグまで作って川用の短いカヤックで隠岐の海に遠征。
二人の冒険魂は素晴らしい。

で、連休の取れない私は、デイパックを背負って三浦を散策。
久しく行っていなかった三崎の音羽に開店と同時に飛び込み、絶品やきとりで熱燗をひっかけようという…これまた冒険心溢れる計画を立てた。
デイパックには、クーラーバッグに入れたビール2缶とお弁当、それと湯沸かし用として久しぶりにアルコールストーブを持ち出す事にした。

行き先は、遊歩道が整備された小網代の森。

小網代の森 小網代の森 標識もなく、わかりづらい路地を入って行くと小網代の森への入口があった。
歩き始めは下りの階段がずっと続いているけど…ん〜プラスチックの道とアルミの手摺が、なんとも味気ない。

下りきると手摺はなくなり、プラスチックの遊歩道だけが森の中に続いている。
森は豊なのに、この道は人工物丸出しで雰囲気を壊している。
ちなみに、遊歩道の整備はまだ終わったわけではなく、所々で市の職員が電動ノコギリで草刈りをしていた。

小網代の森 干潟 小網代の森 干潟 干潟に到着。
遊歩道の途中には雰囲気のいいベンチや休憩場所が無いので、ここまで来てくつろげる場所を探した。
持ってきたお弁当を食べ終わると同時に潮が上がってきたので、思い出のマーニーのように帰る道が無くなってしまう前に、干潟に戻る。

干潟でコーヒーを湧かしていると、市の職員がやってきて「火を使ってはいけません」と注意された。
ふむ…つい、カヤックで海岸に乗り付けたイメージで火を使ってしまったけど、この干潟も「公園扱い」って事なのね。
帰り際に注意書きの看板を見てみたら、ちゃんと書いてあった。

小網代の森 注意事項 カヤックで乗り付けた場合も、火を使えないので注意しましょう。
でも、どこまでが "いけない場所" なのかは、職員に聞いてもはっきりわからなかった。


そして、今日の本題。
私はなぜ怪我をしたのか。
干潟から元来た道へ戻ろうと、海岸の岩場を歩いていた。
岩と波打ち際にちょっとした段差があり、そこを降りようとしたら足が地面に着かずに転倒し、強く右手をついてしまった。
みるみる手首が腫れてきたので、折っちゃったかも…と思ったけど、津久井浜の病院でレントゲンを撮ってもらったところ骨折はセーフ。
保険証とファーストエイドキットはいつも持って歩いているけど、今回たまたま持っていた手ぬぐい(腕に巻いて冷やした)も必需品だと思った。

私は、オークリーのサングラス(純正の度付き)を使っている。
しかし、下を向いた時に地面が近くに見えてしまうのが気に入らなかった。
こりゃ山では使えないなあ〜と思い、今までは下りで使っていなかったけど、慣れもあって最近ではかけっぱなしで歩いていた。
やっぱり下りは外して肉眼で見ないとダメですね。

あ〜三崎の音羽は遠かった。


(あとがき:2014-10-5)
事故から2週間が経ったので、津久井浜の病院に行った。
ギプスを外してもらい再度レントゲン撮影をすると…
「あ〜骨折してますね。ここにヒビが入っているのわかります?ヒビも骨折ですから。」
ガ〜〜ン!!
全治2ヶ月!!
海は遠のいた…。