車で行く花金の旅 〜雲見温泉〜

先日お出かけポイントを獲得したばかりだというのに、さらに大量のポイントを獲得できるチャンスがやって来た。
お出かけポイントを獲得せよ

我が家の主人(カミさん)と、以前近所に住んでいた魅力的な飲兵衛レディの3人で伊豆に行く事になった。
本来平日の月初は大事な会社の仕事があるので休むことはできない。
しかし、ポイント獲得の為ならそんなハードルはひょいと乗り越えなければならない。
初日はお昼に出発してまっすぐ宿に向かうだけにし、午前中に仕事を片付けてしまう事にした。
いつでも追い込まれた時の私は強い(ような気がする)。

一糸乱れぬ流れ作業で"難しい"仕事を終わらせ、予定通り娘の車で伊豆に向かう。
娘は自分の引越し先で駐車場を借りていないので、車はいつも我が家に置いてあり使い放題。便利である。
国道1号線では遅い車に引っかかり、だいぶ時間をロスしてしまった。
この歳になっても飛ばし屋な飲兵衛レディは、ニコニコ顔で「邪魔よねぇ」と呟いているけど、それは裏を返せば「早く追い越しなさいよっ」って命令である。
後席からのそんなプレッシャーに負けることなく制限速度を守りながら、雲見温泉に到着した。

IMG_3812.jpg13部屋ある宿は他の泊まり客がなく、我々だけで貸切。
部屋に入るなり女子2名は、ペタっと畳に座ってしまい、散歩に行く気配が一切ない。
これ幸いと、私だけ部屋を抜け出した。

快晴!! でも風が強い。
岬の展望台は、先日の台風で壊れたらしく、立ち入り禁止の看板がかかっている。
この海に飛び出た場所は「想い出岬」というらしい。
松崎町のパンフレットのタイトルは「花とロマンの町 松崎町」。
そもそもロマンとかロマンチックなんじゃらみたいな名前の付け方は、いかにも若いカップルに「忖度」している感じで、私のようなひねくれジジィには理解できない。
この傾向はお隣の西伊豆町や伊豆市でも似たり寄ったりで、「クリスタルビーチ」「出会い橋」「旅人岬」「恋人岬」「らぶ?パワーコース」などの看板を目にする度に恥ずかしくなってしまう。

舟盛り宿は食事の良さで選んだだけの事はあり、素晴らしく美味しかった。
年をとると、量は沢山食べられないので、一品一品の量を少なめに出してもらえると嬉しい。
山岳会の連中なら、この舟盛りだけで軽く一升瓶2本は空けるだろう。

大漁旗翌日、朝飯の用意された広間に行くと、何枚もの大漁旗が飾ってあった。
知らなかったのだが、大漁旗は新しい船の進水式で親戚や仲間連中から送られる記念品らしい。
世界中どこにもないデザインでありながら、どの旗も力強い。このような風習は末長く残って欲しいものだ。

ノンビリと宿を出発して、南伊豆に向かった。
石廊崎の灯台に行ってみましょう…とダメ元で提案したところ、思いがけず二人共首を縦にふった。
港の食べ物屋さんに一言ことわって車を駐車し、灯台に向かって歩いて行くと、以前石廊崎ジャングルパークがあった所で大希望な工事をしていた。
どうも新しく駐車場を作っているらしく、飲食店やお土産物屋さんも入るらしい。
あれ?そうなると今まであった港の駐車場とお店はどうなるの?

伊東サンライズマリーナ富戸で遅い昼飯を食べ、今度は二人の希望で伊東の道の駅に寄った。
私は、お土産物屋さんには興味がないので、ヨットハーバーを散歩して時間を潰す。
なんと、桟橋の辺りではソラスズメダイが泳いでいた。
伊東の海も侮れない。