海の道 〜三戸浜から宮川〜

3月24日 日曜日、ころころと変わる風予報を当日の早朝に確認して、山ではなく海に向かうことにした。
ただし、伊豆は風が吹くので "今日も" 行き先は三浦。
思い返して見ると、去年伊豆を漕げたのは4日間だけだった。
2017年は3日間。
2016年は7日間。
2015年は8日間。
2014年は7日間。
2013年は11日間。
2012年は10日間。
2017年から激減したのは、気に入っていた入間が使えなくなったり、週末前後に安定した天気が続かないのが理由かもしれない。

IMG_8911.jpg三浦では、春キャベツの収穫が真っ盛り。
三戸浜の駐車場ではどこに車を停めようかといつも迷うけど、この場所は組み立てる場所が確保できてなかなかいいかも。
リジットカヤックを積んでいた隣の車は、出艇場所を変えるようでガイドさんに連れられてどこかに行ってしまった。

今日の漕ぎテーマはシンプルに「まるよし食堂ではばのり定食を食べる!!」である。
漕ぎ戻った後クアーズMISAKIでお風呂に入り、できれば仙元山で夕陽を見たいけど…、時間的に間に合うのかちょっと「?」。
天気は快晴。でも少しだけ風が冷たい。

P3240005.jpg9時45分に出艇。
もうそろそろいなくなってしまうウミウ達がカヤックを警戒してテイクオフ。
水面で足をバタつかせながら大慌てで飛び立つ方がお一人。

P3240013.jpg予報に反して、東風が7〜9メートルで吹いている。
城ヶ島南岸はブーマーの巣なので注意が必要な場所だけど、今日はそれほどでもない。
時々2メートルくらいのウネリが入って来た時だけ、所々で海面が持ち上がって波が崩れている程度である。
よく「海は道が無いのでどこを進むにも自由でいいですね」などと言われることがあるけど、こういう場所はどこでも通れるわけじゃない。
私はたまにしか来ないので、ブーマーの立ち上がる場所をはっきりと覚えていない。
前方に目を向け、ブーマーが現れる場所を確認しながら移動して行く。
そこには、目には見えないけど「海の道」が存在する。
しかし、この場所に詳しい地元の漁師さんは、波の砕けるすぐ近くでも海中を覗き込んで漁をしている。

P3240014.jpg城ヶ島には2年ぶりにやってきた。
南風バースディ 〜菊名海岸から三戸浜〜
すっかり海から遠ざかってしまったワンチャンは、そろそろ愛艇カーボンウィスパーをハマちゃんの部品取りで使われてしまうかもしれない。

IMG_8913.jpg安房崎から宮川までは、そこそこラフな海況に加え三崎港に出入るする船の往来があり、久しぶりにドンブラコ状態だった。
宮川では、ヒジキ漁の真っ最中。
漁師さんに挨拶をしながら干潮の磯場に上陸した。

IMG_8914.jpgまるよし食堂では、はばのり定食ではなく「海かけ丼」を注文した。
味付けされたマグロの上に、とろろ状のメカブとはばのりがかかっている天下無敵の丼である。
そして旬のヒジキも小鉢に入ってきた。
頑張って10キロの海の道をやって来た甲斐があったというものである。
大満足!!

IMG_8916.jpg駐車場の脇では、ワカメの天日干し中。
カヤックの脇で、ノンアルコールビールをやってから帰途についた。

P3240023.jpg帰りは、風も穏やかになり、宮川湾も城ヶ島も静かになっていた。
時々房総半島をすっぽり隠すようにやってくるウネリも気持ちがいい。

三戸浜に帰還し荷物を出していると、オーシャン&スカイのツアーの方達も上陸してきた。
ガイドさんは短パンである。
「短パンですかぁ?」
「ちょっとまだ寒いですかね?」
さすがにまだ早いと思いますよ〜(^^;
朝、出艇場所を変えたのはこのツアーだったようで、一旦東側に行ってはみたものの、思いのほか東風が残っていたので、三戸浜に引き返して来たらしい。

IMG_8917.jpg15時に撤収が完了。
極楽のようなクアーズMISAKIのお風呂に浸かっていたら、この後の計画「仙元山で夕陽を観る」はどうでもよくなってしまった。
ということで、夕陽を観ながらの海岸線ドライブに変更。
いい一日でした。

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