想像の翼

映画やドラマを観ていると、「あ〜この場所に行ってみたいなぁ」と思う時がある。
それが特に気に入っている映画やドラマの場合は、なおさらその場所の雰囲気を味わってみたいと思う。
ただ、ロケ地が実際に素敵な場所かというと、一概にそんな事はなくて、見過ごしちゃうくらい平凡な場所だったりする。
どっちかと言うと、カメラアングルや編集の仕方で魅力的に見せている事が多い。
そう考えると、通称「ロケハン」と言われる仕事をしている人達の能力はすごいと思う。

2019年に「パーフェクトワールド」というドラマがあった。
私はテレビを見ないので、このドラマはたまたま「新聞記者」の主役だった松阪桃李の出演作を調べていて見つけた。
この手のドラマは、あまり好みの対象じゃないので、もし松坂桃李が主役じゃなかったり、知り合いに車椅子の人がいなければ観なかったかもしれない。
潜水服は蝶の夢を見る

ところが、主役の二人が出会う(再会する)第1話のオープニングシーンでグッと引き込まれてしまった。
そして、この第1話で出てきた架空の街「桜ヶ丘」を見下ろす場所に行ってみたいと思った。

pw1.jpgpw2.jpgpw3.jpgpw4.jpg同じ季節の同じような時間帯に行ってみた。
残念ながら桜は終わってしまっていたけど、同じ景色を見る事ができた。(写真は少し色味を加工)

IMG_5743.jpgIMG_5742.jpgIMG_5739.jpgIMG_5738.jpg「パーフェクト・ワールド」は、嫌な人が一人も出てこないドラマで、全ての登場人物が魅力的。


"その場所に行ってみたい!" という気持ちは、ちょくちょく湧き上がる。
「LA LA LAND」を観ては、グリフィス天文台やボールダーシティに行ってみたくなったり…。
ボールダーシティの考察
「The Magic of Belle Isle(邦題:最高の人生のはじめ方)」を観ては、映画の中のベルアイルに行きたいと思ったり、「Return to Montauk(邦題:男と女、モントーク岬で)」を観ると、モントーク岬に行きたくなる。

日本国内なら実際に行ってみる事ができる。
2019年には、「おんな城主 直虎」の舞台である静岡県浜松市に行ってみた。
大河の旅 1日目〜政次、中野と奥山そして瀬名姫〜

映画ではないけど、カヤックで日本一周した小西さんが茅ヶ崎にゴールする直前の海を漕いでみたこともある。
小西さんの620日目を行く

私は、アン・シャーリーや「花子とアン」の安東花子と同じく、ちょくちょく "想像の翼" を広げている。