昼ビール前

"朝飯前" という言葉がある。
広辞苑で調べると「(朝飯をたべる前にできることから)容易なこと」。
広辞苑よりもわかりやすい美しい日本語の辞典では「朝飯前の空腹のときにでも、あるいはそれぐらいの短い時間ででもできるような容易なこと」とある。
自分的には、空腹とかは関係なく「そんなの超簡単ですぜ!!」って意味で使う。

今日は年始にやらなければいけない "ちょっと面倒臭い仕事" をしに事務所に行かなければならない。
まっすぐ出勤して、仕事して、16時から部屋飲みで一杯やって…だといつもの平日と同じになってしまう。
しかしせっかくの土曜日なので、昼飯時に "美味いビール" を飲んでもバチは当たらない。
ちなみに、平日の昼飯時には "美味いワイン" を飲んでいるけど、私はイタリア人なのでこれもバチは当たらない。

いつものように江ノ電の鎌倉高校前駅から鎌倉駅まで7キロを歩き、その後事務所に出て"美味いビール" をやることにした。
ん? 7キロは少ない?
うんにゃ、これが20キロとか歩いたら、それはすでに "朝飯前" とは言えず、昼飯にも間に合わない。
美味いビールの為に少しだけ運動する…これが自分的な "朝飯前" ならぬ "昼ビール前" である。

IMG_7536.JPG鎌倉高校前駅から鎌倉駅まで歩くと言っても、海沿いの平坦な道路を歩くわけでなく、ちゃんと広町の森や鎌倉山を経由して行く。
絶賛ダイエット中の私にとって、鎌倉は誘惑が多い。
坂ノ下で力餅を1個もらい、鎌倉駅に近づくにつれ目にする団子、せんべい、わらび餅、豆大福などの誘惑に負けないようにした。
ちなみに、ここで使った「絶賛」は、使い方としては間違っている。
「絶賛◯◯中」として使っていいのは、他人からほめられている場合なので、誰にもほめられずなかなか効果が現れていない私は、百折不撓ダイエット中と書くのが正しい。

そして昼飯、そして美味いビール…をしていたら思った。
特に昼ビール前に運動しなくてもビールは美味いのでは?
そして美味いビールの後は美味いワインだな…などとノンビリしていたら、仕事をする時間がなくなった。
毎日4時半には起床している私は、いつの間にか15時になるとカラータイマーが点滅する体になってしまっている。