IS-AMU Log.

アースアワー -Earth Hour-というのは、私が何年も寄付を続けている世界自然保護基金(WWF)が主催する世界最大規模の消灯リレーイベントで、毎年3月の最後の土曜日に行われる。
灯りを消すのは、20時30分から21時30分までの1時間。
毎年カレンダーに書き込んでいるんだけど、その時間はガッチリ飲んでいるので、いつも忘れてしまっていた。
今年こそは(!!)と思い、家の主人にその旨を話すとこう言われた。
「電気を消すのは嫌だから、どこか別の場所でやって!!」
"別の場所でやって" と言われても、どこか飲み屋に行って、その時間に店の灯りを消すことはできないので、やれる場所は事務所しかない。

20時30分になると同時に、キャンドルに火を灯して全ての灯りを消した。
私の場合は、灯りだけではなくテレビやエアコンもOFF。
事務所にあるテレビは地上波のアンテナを繋いでいないので、見るのはApple TVを介した、NETFLIX、NHKオンデマンドやYouTubeだけだけど、Apple TVのスクリーンセーバーも消したかった。
ちなみに、自宅のテレビは主人が見るのでアンテナが繋がっているけど、下品な番組しかない地上波には1ミリも興味がないので、かれこれ15年くらい見ていない。

街の様子はいつもと変わらないけど、みなとみらい地区はこのイベントに参加しているので暗いはず。
暗い部屋の中で雨の音しか聞こえない状況はなかなか新鮮で、どことなく大きなテントの中にいるような感じである。
昔の人は、こうやって夜を過ごしていたんだなぁ…とも思う。
そして、まさに今この時間でも砲撃に怯えているウクライナの人達がいる。
その国のリーダーと名乗る愚かな人間が一人でもいる限り、21世紀になっても戦争がなくならないんだなぁと思うと、日本を含めた今の世の中が、なんだかビフが牛耳るバック・トゥ・ザ・フューチャー2の世界のように思える。

雨の音が大きくなった。
天気予報を確認すると、これから時間20ミリくらいの土砂降りになるらしいので、21時30分になる前に事務所を出た。
家に着くと、ズボンも靴もびしょびしょ。
消灯以上に地球を感じる日になった。


(あとがき：2022-3-27)
朝メールをチェックすると、時々利用している海外のショップから、こんなメールが届いていた。

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As outdoor enthusiasts and nature lovers, preserving the planet and reducing our carbon footprint is incredibly important to us.

Earth Hour started back in 2007, as a symbol of commitment to protecting the planet and a way to reduce our environmental impact for future generations.

On the last Saturday of March we will turn off all non-essential lights for one hour, from 8:30 pm to 9:30 pm, to preserve the natural world for future adventurers.

Join us in protecting our planet and making a difference, one light switch at a time!
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