サクッと山梨 〜大菩薩嶺〜

山岳会女子1号のリクエストで、山歩きに行くことになった。
場所は、日帰りが可能な山梨県の大菩薩嶺。
天気は快晴の予報。

IMG_8185_20220422.jpg8時半、上日川峠駐車場に到着。
人気(?)の山だけど、平日ってこともありご覧の通りガラガラ。
本日考えてきたルートは、唐松尾根を登り上がって大菩薩嶺の山頂を踏み、とって返して大菩薩峠、熊沢山、石丸峠を経由し上日川峠に戻る周遊コース。
コースタイムは4時間15分なので、14時頃には戻って来れる。

IMG_8195.jpeg大菩薩嶺は初めて。
1,580mの登山口から20分の所にある福ちゃん荘までは、比較的平らで明るい山道が続き気持ちがいい。
唐松尾根に入ると、それまでよりも急な登りが続くけど、それも1時間だけ。
全く疲れることなく、標高2,040mの雷岩に到着した。

IMG_8196.jpg休憩なしで雷岩から歩くこと10分で、2,057mの大菩薩嶺に到着。
全く山頂らしくない大菩薩嶺の山頂は、山頂標識があるだけで眺望はゼロ。
もし二度目に来ることがあれば、100%スルーすると思う。

IMG_8199.jpg雷岩から大菩薩峠までは、見晴らしのいい稜線歩きが続くので、少し歩いては立ち止まって景色を眺める。
眼科に広がる勝沼、甲府の街の先には南アルプスの山々が連なり、右に見えるのは(写真には写っていない)金峰山と八ヶ岳なのかな?

IMG_8206.jpg先に見える小屋がある場所は、大菩薩峠の手前にある賽ノ河原。

IMG_8210.jpg賽ノ河原から歩いて来たルートを振り返って見た。
地図で "賽ノ河原" という文字を見た時は、何で賽の河原?と思った。
たしか、賽の河原というのは、三途の川の手前にある河原の事で、親よりも先に命を落とした子供が、親のために石を積んだ場所である。
単に石が積み上げられてることからその名前がついたのかもしれないが、あまりいいネーミングだとは思えない。

IMG_8211.jpgIMG_8214.jpg次に出てきた不思議な地名は "親不知ノ頭"。
賽ノ河原という地名と何か関係があるとしか思えないけど、こちらは親を知らない子供の事である。
そして、この先からこれまでとは違う雰囲気の山道になった。

IMG_8217.jpg暗い森を通過し、再び明るい稜線の山道に戻った。

IMG_8218.jpegIMG_8225.jpg石丸峠の分岐を右に折れ、見晴らしのいい山肌を下山して行く。
下の写真は途中林道に出た所にあった「熊出没注意」の看板。
そんな雰囲気が感じられたので、私は珍しく熊鈴を鳴らしながら歩いていた。

予定していた時間ぴったりに下山。
日帰り温泉でさっぱりして帰路に着くと、これまた予定していた時間ぴったりに地元に帰還。例によって駅近くに車を停め、ようやく到着ビールにありつけた。
運動したら食べる!!
山歩きで消費したカロリー分は、これでチャラ?!