中門岳を探せ 2日目〜会津駒ヶ岳〜

IMG_8379.jpg2日目の朝は誰よりも早く4時に起床。
まだ薄暗い外に出て、まずは熱いコーヒーを入れる。そして、朝飯はリュックの中で潰れたメロンパン。
それほど寒くはないが、Mountain Equipmentのフィツロイジャケットを羽織る。
11年前のクリスマスに(自分から)もらったこのジャケットもだいぶ年季が入り、破れた片側のポケットはテープでファスナーを塞いでいる。
ポケットに手を突っ込むことはできない。

IMG_8382_20220507.jpg4時半になると、他の人達も起きてきて、明るくなり始めた東の空を見ている。
昨日に引き続き本日も快晴。そして風もない。

今日の予定は3年前と同じ。
まずは昨日行かなかった会津駒ヶ岳の山頂を踏み、そのまま中門岳まで散歩。同じルートを戻ってきてから下山する。
たぶん11時には下山できてしまうので、残念ながら檜枝岐の民宿料理はお預け。
おとなしく日帰り温泉に入ってから帰る。

IMG_8391.jpg5時45分、会津駒ヶ岳の山頂に到着。
雪の量は3年前よりも多く、山頂標識は上の2文字「会津」までしか見えない。
正面に見えるのは燧ヶ岳と至仏山。

IMG_8393.jpg中門岳に向かう稜線。
この稜線を行けるところまで行く。

IMG_8399.jpg途中で振り返って見た景色。
誰もいない。

IMG_8398.jpg例によって雪で「中門岳」の標識が隠れているので、どこが中門岳かわからない。
そして、この先には行けない。

IMG_8400.jpg帰り道。
先に見える頂が会津駒ヶ岳の山頂。

駒の小屋へ戻り、預けておいたリュックを整理していると小屋の奥さんが出てきた。
「山頂は、けっこう風が吹いていましたよ。」
「え〜と…あっチバさん?マスクでわからなかったぁ。」
「中門岳ってどの辺りなんですかねぇ?一番先まで行ってみたんですがよくわからなくて…」
「あ〜その辺りですよ。」
なるほど、帰ったら夏に行った時の写真と比べてみようと思う。

IMG_8402.jpg下山途中の青い空。
この青は、海ではなかなか見れない。

標高1,500メートル付近でミスコースをすることもなく、予定通り11時に下山。
貸切の「窓明の湯」でさっぱりした後、以前から気になっていた「そば処曲屋」へ初見参。
目の前を流れる舘岩川を眺められるカウンターテーブルで食べたのは、天丼とざるそばのセット。
天丼は、野毛「椿」の天丼に匹敵する美味さ。
いったい何種類の具材が乗っていたんだろ?お腹が空いていてたのですぐに箸をつけてしまい、写真を撮り忘れた。
もしお昼時にこの辺りを通りかかるなら、お薦めの店です。

(あとがき:2022-5-8)
これが夏の中門岳と、"これ以上行けない場所"。

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